年度报告
楼主: 来栖とまり

友情,亲情,爱情,还是什么都没有?你看清楚了吗?

  [复制链接]
阅读字号:
发表于 2007-4-30 21:07 | 显示全部楼层
原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:02 发表



请把帖子详细拜读一遍再来
偌大一个百。合。会。(不是五十合会哦)居然没有人能答出圣母动画以前的区区20部作品

在妾身的印象里还颇多的呢
还嫌20部少了呢

18X的能不能算下去?yamiboqe022

此外
要算前得先定一個百合動畫的鑑定標準吧
(還是又要為了這個理論半天?)

[ 本帖最后由 谷川絢 于 2007-4-30 21:10 编辑 ]
发表于 2007-4-30 21:08 | 显示全部楼层
原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:02 发表

请把帖子详细拜读一遍再来
偌大一个百。合。会。(不是五十合会哦)居然没有人能答出圣母动画以前的区区20部作品

在妾身的印象里还颇多的呢
还嫌20部少了呢



如果你单纯想要考考大家的话,那么不妨揭晓答案阿。

如果你想要挑拨的话,那就是找错地方了
发表于 2007-4-30 21:08 | 显示全部楼层
LS的
每一部H动画几乎都有女女H
能不能算进去自己想吧
发表于 2007-4-30 21:11 | 显示全部楼层
原帖由 诺诺粉 于 2007-4-30 21:08 发表



如果你单纯想要考考大家的话,那么不妨揭晓答案阿。

如果你想要挑拨的话,那就是找错地方了



只是觉得阁下没有起码的常识罢了
为什么是圣母在上的动画版

请问阁下有走访过日本的百合站点么
日本有一个概念是 “百合 BOOM”
所谓BOOM就是爆炸
意思是在某一个时期以后百合作品大量涌现
而这个标志就是圣母在上动画版的播出

挑拨。阁下太看得起我了
我只是来搞笑的,顺便验证一下坊间流传的“百合会无人”是否正确而已
发表于 2007-4-30 21:11 | 显示全部楼层
原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:08 发表
LS的
每一部H动画几乎都有女女H

那表示你看得太少了啊yamiboqe030
(這樣是好事,是好事)
发表于 2007-4-30 21:12 | 显示全部楼层
御神,我真没想到你居然会认为air是这么一部作品。。

我给你引段自己两年多以前写的东西


刚才为了写这篇文,把Air的前六话又选着看了一遍,看到第六话的时候,又忍不住来来回回看了好多遍。正是这一话让我彻彻底底的喜欢上了田村姐姐。整个第六话几乎就是完全围绕美风和小满展开的,也是前六话中最感人的一话。剧情我不能多说,真的说起来的话,用上几千字也肯定不能把我看过这话后的感动写出来。所以,在这里我就单说田村姐姐和美风的声优柚木凉香姐姐的表现。柚木姐姐是我相当早就认识的声优,她擅长的是内心有着很深的伤痛但是压抑着自己感情的角色,至少柚木姐姐出演过的角色中这样的角色给我留下了最深的印象。但是这种压抑的声线并非柚木姐姐真正的魅力所在,她的声音完完全全的发挥出来的时候就是当她出演的这类压抑自己感情的角色真正把内心的情感释放出来的时候,在这个时候,这种从纤弱的声音中爆发出来的排山倒海般的感情,是可以彻底震撼听者的心底的。相应的,在这个时候,对于她配对手戏的声优也有着非常高的要求。在Chobits中,与柚木姐姐配对手戏的是小关,小关温柔的声音很好的配合了柚木姐姐的表现,那一段也成为了全作中相当感人的一段。而在Air第六话的中段,从小满在夜空下与往人的对白,到最后感人至深的离别场面,田村姐姐的表现都堪称完美无瑕。用罗莉的声音配出复杂的感情本来就是一件很困难的工作,而小满这个角色声音的把握无疑更为困难——从开始的脱线声音,到后来随着故事的发展,感伤的氛围成为了主线,这种转变在声音上的体现就以小满最为明显,特别是当我们知道了小满与美风未能出世的妹妹是同一个名字时,渐渐明白了这个故事的真正——终于,当美风的母亲走出了流产造成的心理障碍,母女两人紧紧相拥的感人场面结束后,松了一口气的我们才得知了这个更为残酷的事实——“在天空中,有一个寂寞的女孩……她的背,那是有着神奇力量的翅膀……此后,遇到了许多的人,留下了许多回忆,小满只是要来了其中仅仅一根羽毛,因为我有着想要安慰的人……人没有回忆是无法活下去的,但是,只有回忆也是无法活下去的,梦迟早都是要醒来的,无法醒来的梦早晚会变得让人悲伤心痛的,所以,小满要去还回这根羽毛,虽然和大家分开会很寂寞,在这里的小满只是一个梦,小满只是梦的碎片,但是,但是这是一个快乐的梦,小满……真正的小满虽然没有被允许这样幸福的被生下来……”这个结局早已定下:就算再快乐、再幸福,分离也是注定的。整个段落里,田村姐姐的声音从一开始仍带着调皮天真的语调,到之后用稚气的声音说出上面的这番话,到最后一句表现的含泪的声音,再到最后的放声痛哭,一整段充满感情的独白让听者的心也随之抽动不已。整段独白中,田村姐姐的声音的年龄表现没有一丝一毫的改变,而情感上的波动却演绎得恰到好处。与大多数罗莉角色在声线要求上的缺乏深度相比,小满这个角色无疑给了田村姐姐极大的发挥空间,而且姐姐也发挥得极其出色。这一点在离别的那一场里表现得尤为明显。虽然当得知了小满来到这里的真相之后,对这个结局已经有了心理准备,但是,两位声优的表现还是让看到这里的我的眼眶湿了一次又一次。当柚木姐姐用充满感情的声音来演出时,一般都是与她配对手戏的声优配合她的声音,但是在这里,柚木姐姐是用强烈的感情来配合田村姐姐的声音——这一段并不像君望中孝之和遥的分别那一段直接刺痛心底最柔软的地方,第一遍看的时候,心里会痛,会感伤,但是并不一定会引起激起强烈的共鸣——一方面已经有心理准备了,另一方面,这个离别场面毕竟不像君望中的那样真实,好像就发生在自己身边,因为Air本身就是一个略带奇幻色彩的故事啊。但是,一遍一遍的听下来,眼睛就会一遍一遍的湿润起来——这就是声优的力量了。从小满那句“美风要一直开开心心地笑哦,笑着和我说ByeBye吧”开始,每一句反复听都会让人忍不住自己的眼泪。每一次听这一段的时候,听到“美风,那我们说好啦”和“嗯,不会悲伤的,因为是笑着嘛”的时候,自己的眼泪就再也忍不住了,特别是小满流着泪说出“嗯,不会悲伤的,因为是笑着嘛”的时候,留着泪的脸上露出的笑容,田村姐姐同时含着泪音和笑音说出的话,回应着柚木姐姐之前的那句“笑着就不会悲伤了”,心里抵抗着不让眼泪流出来的最后一道防线也随之轰然土崩瓦解。作为一个恋声者而言,除了“最喜欢”和“最爱”以外,一般不敢随便称一个声优“最……”,我只能说,田村姐姐在感情和情绪的驾驭上实在是太出色太出色了,在声线以罗莉为主的声优里面绝对是出类拔萃的。(要不加个“之一”吧,免得讨打~:P)
 楼主| 发表于 2007-4-30 21:14 | 显示全部楼层
To space同学:

我只是不能24小时盯着帖子看,我也没兴趣这么干。

至于我说的是不是扯淡,你去翻翻我说的那个时候的帖子自然心里有数

To 忘川版主:

确实,理念不合,300又不愿意改变的话,只能是老朋友自己离开的结果。你上任的时候我们说要“革命”,只可惜直到现在,你们在努力,但是300在理念上不改变的话,用不了多久,就不是百合ACG论坛了。把ACG去掉吧XD

To 那个名字是一串数字的所谓“贵宾”:

您尽管来吐口水,那我也不妨多说几句

AIR讲的是女孩间珍贵的感情?我拜托!300的贵宾就是这种水平吗?您这一句话就让我失去了战的欲望。“而非典型后宫动画”?潜台词就是说虽然非典型但是还是后宫动画了?您这几句话真让我感到可笑又可悲。可笑的是什么都不懂就来胡说八道,我甚至非常怀疑你看过air么?可悲的是,现在的人连什么叫亲情都不懂了!

我来给你扫扫盲。air的故事一共有三段,第一段讲的是雾岛佳乃和她的姐姐,以及千年之前那个叫白穗的善良女人和她的儿子的故事。两段命运相互交织,最后佳乃见到了妈妈,得到了救赎。第二段是远野美风和那个叫小满的女孩之间的羁绊。小满并不是这个世界上的女孩,而是作为美风和她的母亲共同希求的另一个亲人的存在而来到这个世界的,她是美风的妹妹,美风能感觉到,尽管她不知道。最后美风终于和妈妈摆脱了因为曾经的“小满”而造成的隔阂,而妈妈最终理解了她口中的“小满”其实是美风的时候,也就是真正的小满必须离开这个世界的时候。所以才会有如此感人的TV第六话。至于观铃和晴子,在往人的帮助下,晴子实现了自己的救赎,她终于意识到了自己尽管不承认,但是其实心里早已把观铃作为女儿,而且是最重要的,唯一的女儿看待的心情。所以当观铃的生父想要带走观铃的时候,晴子在挣扎,甚至一度答应了他,但是最后选择了拒绝,这就是母爱的伟大。

我想请问这位贵宾,我说的有一点与剧情不符么?我还想请问,你所谓“女孩间珍贵的感情”在哪里?除去亲情,你说的暧昧又在哪里?

也罢,我估计你是没有玩过游戏,只看过动画吧。难怪很多事情你根本不知道。不过就算只看过动画,能认识到你这样的地步,也确是可悲。
发表于 2007-4-30 21:21 | 显示全部楼层
原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:11 发表



只是觉得阁下没有起码的常识罢了
为什么是圣母在上的动画版

请问阁下有走访过日本的百合站点么
日本有一个概念是 “百合 BOOM”
所谓BOOM就是爆炸
意思是在某一个时期以后百合作品大量涌现
而这个 ...



哈? 你说啥?  

我的提问,你回答了多少?
发表于 2007-4-30 21:25 | 显示全部楼层
我只是贴一点点
你不要被吓到哦

恩恩,看来坊间流传的”百合会无人“是真的呢yamibohk01 yamibohk01 yamibohk01

友情ではない感情
「友情+α」「一方から見ると単なる友情だが、もう一方はそう思ってない」関係を描いた作品を集めてみました


--------------------------------------------------------------------------------
タイトル いちごチャンネル 発売元 浅井裕/シュベール出版
果物娘 木原桃美 お相手 森野苺
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 高校生・森野苺は、ちょっと泣き虫だが普通の女子高生。いつも振られてばかりで未だ恋人なしだが、実は親友の桃美が裏で邪魔をしていたのだ。何故?
ベテランの域に入る美少女系作家・浅井裕がシュベールCOMICで連載した作品。苺がノン気の為、手を出せない桃美のジレンマというのが主筋なんですが、その割に苺は別の女の子と何度もじゃれているというのがなんだか。最後はハッピーエンドなんで、安心して読める話ではあります。
タイトル 魔法の闘魂スレイヤーマキ 発売元 芦田俊太郎/朝日ソノラマ文庫
果物娘 門寺禰子 お相手 神堂麻貴
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 内気で友達のいなかった少女・禰子は、初めての親友・麻貴を得て幸福だった。二人はそれぞれ「ブラスターキャット」「スレイヤーマキ」という美少女格闘家に変身して敵と戦うという秘密まで共有しているのだ。しかし、二人だけのモノであったはずの秘密が、三人目の格闘家「シャドウ・シノビ」の登場で崩れ去ってしまい・・・。
ソノラマ文庫が何か気の迷いで(笑)装丁を黄土色に変えていた頃に発表された作品です。変身魔法少女で女子プロレス、というアイデアは悪くなかったのかも知れませんが・・・。なお、この話の構造は何となく「プリティサミー」の砂沙美と美紗緒を思い起こさせますが、こっちの方が早いです。
タイトル ラプンツェル異聞 発売元 有坂須美/学研ピチコミックスDXミステリー
果物娘 神城路椿 お相手 岩崎路美
最大風速 (前から)抱きしめる 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 耐魔の力を持つ椿の親友・路美はノー天気娘。好奇心のままに事件に首を突っ込んでは、椿に助けられる毎日だ。ほとんど保護者状態の椿だが、彼女にとって路美は孤独な少女時代を救ってくれた特別な存在なのだ。そんなある日、学内に強力な荒御霊が現れる。彼女を依代として復活をもくろんだ荒御霊だが、彼女を守護する存在の前に手出しできず、やむなく路美の身体を奪い取って・・・。
更新再開第一回は、地元のマンガ家という事で個人的に馴染み深い有坂須美の作品でいってみます。この作品で果物というと、序盤の敵役・幸徳沙霧がいるんですが、彼女の場合前世の因縁というしがらみが原因(つまり、自分は男だと思っている)なんで、ちょっと強すぎの友情で結ばれている主人公二人を挙げてみます。「異能の力を持つが故に孤独な少女が、偏見を持たずに接してくれる少女に引かれていく」という設定は、なんだかそこら中で見かけますが(「病弱が故に孤独な少女が・・・」というパターンの応用な訳ですが)、私は好きです。
タイトル バスコミニュケーション 発売元 江川広美/メディアックス
果物娘 出水香子 お相手 出水湧子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 風呂好き娘・湧子がお風呂で「遊んで」いると、突然義姉の香子が入ってきた。一度は誤魔化した湧子だが、様子のおかしいのを香子にとがめられて・・・。
例の「美粋」にも描いていた、江川広美の連作です。他にも「壁(「大おんな汁」/オークラ出版に収録)」という話がありますが、買うのがとても恥ずかしいです(何をいまさら)。
タイトル TUBULAR☆BELLS 発売元 えのあきら/フランス書院Xコミックス
(単行本「夢の中でも・・・」に収録)
果物娘 みさきさん お相手 森里さん
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 友人の奨めで「凄い単車のコレクション」のあるペンションをバイクで訪れた森里は、うら若いオーナー・みさきの突然のキスにどぎまぎして・・・。
短編集「夢の中でも・・・」では、この話と「OUT OF PAIN」が果物ネタです(「OUT・・・」は主人公が○○○なんで、どこが果物か?と言われると困りますが)。他にも「ぺかぺかの洋航娘」や「オルラ」(共に富士美出版)辺りにも少し果物ネタがあります。
タイトル 超鋼威ガクデッカー 発売元 大迫純一/青心社文庫
果物娘 呉石千佳菜 お相手 藤谷美和
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 学園一の美少年・綾瀬晶の正体は女だった!失恋した上、彼女に乱暴までされた千佳菜だが、同じく晶に失恋した美和をなぐさめる優しさがあった。だが、晶に目覚めさせられた千佳菜の果物的性質と、彼女に無防備な信頼を寄せる美和の思いは相乗効果を生んでしまい・・・。
大迫純一が「魔法探偵まぁリン」に続いて青心社文庫に書き下ろした鎧モノ(「聖闘士星矢」とか)の一種です(まぁリンには果物ネタが殆どないので省略)。
タイトル 低俗霊狩り 発売元 奥瀬早紀/白泉社ジェッツコミックス
果物娘 佐々木良美 お相手 沼田由子
最大風速 好きだと告白 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 女子高生・良美は、後輩の由子にラブレターを貰って以来、妙に彼女を意識してしまう事に戸惑っていた。だが、その由子が「神隠し」に会ってしまい・・・。
奥瀬早紀が今は亡き月刊コミコミに連載していた妖怪ハンターものです。「低俗霊狩り」といえば勿論「自動人形はどうなったんだ!」ですが(笑)、ここで挙げた「神隠し(1巻3話)」も含め、果物ネタが多い話です(主人公・流香魔魅自体もソーだし)が、連載中断の影響か途中で方向性が変わってしまった為、果物的には2巻までかも知れません。小学館文庫版は随分後にかかれた3つの短編が収録されてますが、肝心の「自動人形」が影も形もないので、結局両方揃えないといけなくなりそうです。
同じ作者では「コックリさんが通る(小学館ヤングサンデーコミックス)」にも少し果物ネタがあります。
タイトル Putty&Kitty 発売元 思い当たる/ラポートコミックス
(単行本「惑星標準時」に収録)

果物娘 プティ(兎娘) お相手 キティ(兎娘)
最大風速 一緒に落第 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 親友同士のプティとキティは魔法学校の落ちこぼれ。最下級の検定は「魔法で対戦して勝った方が合格」なのだが、全然勝てないのだ。落ち込むプティを見かねた友達は「キティと戦えば勝てるんじゃないか?」と教えるのだが・・・。
思い当たる作の短編です。当初は同人誌に発表されたようです。果物と言うには問題がある(せいぜい友情だろう、これは)んですが、せっかくなんで入れてみました。思い当たるといえば「ダイナマイトスタッフ(ノアール出版)」が果物ネタとしては妥当でしょう(しかし「ダイナマイトナース(ホビージャパン)」ってあーいうゲームだったか?)。
タイトル 未開封なカノジョたち 発売元 がぁさん/少年画報社ヤングキングコミックス
果物娘 日野友子 お相手 杉崎綾
最大風速 お風呂でじゃれ合い 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 台風の夜、集まっていた友達が次々帰ってしまい、2人だけになってしまった友子と綾。友達の男関係の話題が何時の間にかファーストキスの話になってしまうのだが。
なんだかとっても竹本な(笑)、がぁさんがヤングキングOursに連載した作品です。果物な展開は上に挙げた2話から5話まで(特に2話は大林宣彦の「台風クラブ」のパロディだと思われます)なんですが、短編集と考えれば5割が果物なので良しとしましょう。がぁさんは成年誌と青年誌の間あたりを活動領域としているのですが、果物ネタに限れば「なんぎな恋の物語(メディアックス)」あたりが適当でしょうか?
タイトル 彼女たち 発売元 樫みちよ/集英社漫画文庫
果物娘 美園 お相手 流衣子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 高校2年に進級した美園は、昨年クラスメイトだった長谷川(♂)の告白を受ける。すんなりと週末のデートに漕ぎ着けた二人だが、彼のつてで入ったファッションショーの会場で、男装の麗人・流衣子と彼女の恋人・スーザン(♀)と出会った事をきっかけに、意外な展開に巻き込まれて行く・・・。
こちらも西在家香織派さんの所で紹介されていた作品です。セブンティーン系の作家・樫みちよが同誌に発表した作品です(発表時期は1970年代後半と思われます)。その後レディースコミックに流れたようですが、そちらでも何篇か果物ネタを書いているようです(未確認)。ちょっと主人公の造形に不満がある(主役をあまり美形にすると感情移入を阻害するからなんでしょうか?他のキャラは結構いいんですが)のと、オチがキツいので評価は低いですが、別に嫌いになって別れる訳ではないですし。
同女史の作品に「ぷらすYの悲劇(集英社漫画文庫)」がありますが、これはジェンダーチェンジものなんで除外しました(しかもつだみきよ「革命の日(新書館ウィングスコミックス)」や「ぼくの初体験(弓月光・集英社マーガレットコミックス)」とは逆で、「女だったと思ってたら男だった!」パターンですし)。
タイトル 菜々ちゃんは俺のもの 発売元 上村純子/講談社月刊マガジンKC
果物娘 夏原百合 お相手 春野菜々
最大風速 好きだと告白? 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 親友・菜々に秘めた思いを持つ百合。彼女に好きな男性が出来たと知った百合は錯乱の挙句「その男と魂を入れ替える」という禁断の魔術に手を出してしまった!
(意図的ではないにしろ)遊人と同様、成年コミック規制のトリガーを引いてしまった上村純子が月刊マガジンに連載した中篇です。前述の展開の結果、同女史のコミックスは入手困難になってしまいましたが、これは規制後の作品なので比較的入手し易いです。主人公(♂)の視点で見る限り、「らんま1/2(高橋留美子/小学館少年サンデーコミックス)」等と同様のジェンダーチェンジものなので果物と言い張る訳にはイカンような気もしますが。
タイトル ばいばいストロベリーデイズ 発売元 川原由美子/小学館フラワーコミックス
果物娘 森村比都美 お相手 杳子(苗字不明)
最大風速 週1回のデート 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 比都美にとって幼馴染みの杳子は、とても大切な人であると同時に憧れの存在。同じ高校に通う事は叶わなかったが、進学後一年を経過した今でも、毎週「デート」を続ける仲の良い二人で、もう一人の幼馴染み・学(♂)は「そのままだと、二人とも行き遅れるぞ」といらぬ心配までしている程だ。だが、比都美が初めて(男から)貰ったラブレターの事で悩んでいると、杳子は事もあろうに・・・。
やはり代表作は「前略ミルクハウス(小学館フラワーコミックス)」なんでしょうか、川原由美子の短編集「ばいばいストロベリーデイズ」の表題作とされた短編です。性懲りも無く表紙買いをしていた訳ですが、これは微妙に当たりっぽかったんで、ここで取り上げて置きます。なお、典型的な「実らない恋」なんで、そういうのが駄目な人は避けてください。なお、同作者の他の作品については殆ど未読なんですが、99年に入ってから川原由美子全集が刊行され始めたんで、もう少し調査を続行してみたいと思います。
タイトル カードキャプターさくら 発売元 CLAMP/講談社KCデラックス
果物娘 天宮園美 お相手 天宮撫子
最大風速 好きだと告白(伝わらず) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 園美は従妹・撫子を溺愛していた。肉親の情を遥かに超える愛情を彼女に注いだ園美であったが、その思いは撫子のトボケタ性格と、木之本藤隆という男性の出現、そして撫子自身の早世によって永遠に適う事なく潰えたかに見えた。だが、その思いはやがて彼女達の娘の世代に引き継がれて・・・。
CLAMP作品には男女問わず同性間の友情以上の感情というのが多く登場してきます。これもその一つなんですが、連載誌の事を考えると大丈夫なのかと心配したりもして(あのセーラームーンが成立したのだから、何しても大丈夫な気もする・・・)。同作家の他の作品では「不思議の国の美幸ちゃん(角川書店ニュータイプ100%コミックス)」が全編果物ネタで形成されてます。他にも「X(角川書店あすかコミックス)」「聖伝(新書館/ウィングスコミックス)」にも散見されますが、いずれも本線ではありません。
タイトル ハイパーあんな 発売元 近藤るるる/アスキーコミックス
果物娘 金子光恵 お相手 高槻杏菜
最大風速 暗闇で押し倒す(「新~」にて) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 財閥令嬢の正体を隠して普通高校に通う光恵は、強くて可愛い転校生・杏菜がお気に入り。最初は冗談で迫ったりしていたのだが、段々本気になってきてしまい・・・。
近藤るるるが月刊アスキーコミックに連載した少女格闘アクションです。アスキーコミックがコミックビームにリニューアルする際、「新ハイパーあんな」に移行、格闘色を強めて継続されました。光恵の果物的性格は連載3話までは単なるジョークだった(裸の杏菜を押し倒したりしてないし)のですが、4話を境にアブない人に固定されたようです。
最近はアスペクト色を薄めつつある近藤氏ですが、本誌ファミ通で連載中の「天からトルテ!」も相変わらず続いています。魔法少女とご主人様(というか、世帯主というか、面倒事の後始末役というか・・・)がパートナーを組むという(ありがちな)設定で話は進んでいる訳ですが、主人公とその親友を除くと、パートナーが皆女性というのが結構珍しいかも知れません。特に9巻のグラニテ(優等生で王女さま)と頴(2重人格でヤクザの娘)のやりとりは濃い友情モノとしても良いかと・・・。
タイトル LOVE VIBES 発売元 桜沢エリカ/集英社ヤングユーコミックス
果物娘 ミカ お相手 麻子
最大風速 唇にキス 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 別に恋人のいる男との関係に悩んでいた麻子が、街で突然ナンパされた。しかも相手は女の子。ミカと名乗る彼女に、誘われるままにお茶を一緒にした麻子は、安らぐものを感じて・・・。
レディコミ系の果物作品というと(「美粋」の例を出すまでも無く)肉欲系が吹き荒れる訳ですが、そんな中では貴重な精神系の果物です。男の影がちらつくので、全く駄目だという人にはお薦め出来ませんが、最後もちゃんとハッピーエンドなので興味がある方はどうぞ。
タイトル マイガール 発売元 笹野鳥生/講談社AmieKC
(単行本「ファミリーガーデン」に収録)
果物娘 天城日和 お相手 安藤都
最大風速 好きだと告白(但し本人以外に) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 日和の「大切な人」は幼馴染みの都。病弱な彼女を守る事が自分の使命で、彼女の笑顔を守る為ならどんな事でもすると決意している。ところが、その都が同級生(♂)に憧れを抱いていると知って彼女は動揺する。
RURさんからの情報で入手した作品です。笹野鳥生の初単行本に収録された短編で、鳴り物入りで創刊されたものの、あっさり崩壊した月刊Amieに掲載されたようです(創刊直後は買ってたんですが・・・)。「果物市場」では良く出てくる「病弱な少女とボーイッシュな幼馴染み(RURさんのHPでの分類で言えば黄薔薇モノですね)」のお話です。やっぱり最後は他人に取られてしまう話なんで、ハッピーエンドしか望まない人にはお奨めしません。
タイトル アーちゃんの思い人 発売元 篠有紀子/白泉社花とゆめコミックス
(単行本「フレッシュグリーンの季節」に収録)
果物娘 亜沙子 お相手 笹原可奈子
最大風速 (後ろから抱きしめて)好きだと告白 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ ボーイッシュな亜沙子は親友・可奈子の騎士役。だが、可奈子が受け取ったラブレターを巡る一件から、彼女の心は乱される。「いつか可奈子に本当のナイトが現れたら、自分の居場所は無くなってしまうだ」、と。彼女自身も戸惑うこの感情は、実は可奈子への恋心から生まれているのだが・・・。
これまた西在家香織派さんの所で紹介されていた物件です。これまたレベルが高い!(つくづく自分の修行不足を痛感する次第ですが、逆にいえばこういった作品に出会える事に感謝しなければなりませぬ。)篠有紀子が月刊LaLaに発表したデビュー作です。第一作品集となる「フレッシュグリーンの季節」には表題作(4連作)の他、短編3本が収録されていますが、短編1本を除いて全て果物という、お買い得な作品集になっております(おかげで、ラブコメでは良くある「後ろから抱きしめて小声で『好き・・・』と云う」シチュエーションを女の子同士で展開するシーンが都合三回も出てきますが(笑))。キスの一つもしない事から肉欲系(笑)作品としては全く向いていませんが、こういうのもアリでしょう。問題点はこれまた絶版モノという事だけでしょうか?(私は静岡の古書店で取り上げた古本屋のうち、10数軒回って見つけられず、最後の手段に残してある、アレに掲載していない店で購入しました。反則)。
実はハマってしまいまして(笑)、彼女の単行本を探しに三重まで行ってしまいました。で、色々読んだのですが、西在家さんの所で紹介されていた「アルトの声の少女(白泉社花とゆめコミックス)」の他、「ストロベリーエッセイ(白泉社花とゆめコミックス)」の表題作も良いです。特に「そのままでは絶対結ばれないからといって、親に養子縁組してもらって姉妹になってしまう」という荒業なオチ(笑)が私は好きです(ちなみに続編「水玉シャーベットの秘密(白泉社花とゆめコミックス)」もありますが、こちらは読まないほーが良いです)。
タイトル 栞 発売元 新田真子/大都社ハードコミックス
(単行本「学校へ行こう」に収録)
果物娘 名前不明 お相手 名前不明
最大風速 肉体関係あり 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 図書館でいつも売春行為に及んでいる少女。だが、司書の少女はいつも無関心に放置している。カマをかけて誘惑してみたのだが、彼女はつれない。だが・・・。
ベテラン・新田真子がヤングキングOursに描いた短編です。この短編集には少年画報社の雑誌に描いたモノが中心に掲載されていますが、果物ネタはOurs連載分に集中しています(そういう依頼だったのかも知れない)。とりあえず「RUSH」の決着を早く着けてもらいたいものですが・・・。
タイトル それゆけ!!ちゃんぽん 発売元 そうま竜也/ワニマガジン
果物娘 チェント・リムディン お相手 ミトス・チャイコフ
最大風速 唇にキス 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 魔法使いの妹子・ミトスは、師匠の死に際に告げられた自分の出生の秘密を探るべく、住み慣れた村を出た。何故か付いてきた幼馴染みのチェントはどうやら彼女が好きらしいのだが・・・。
作者も巻末で語っているとおり、表面上ほのぼのしている割にハードな展開だったりしますが、良い話だと思います(ちゃんとミトスの成長物語になってるし)。なお、同作者の作品では「HI-SIDE(L・ライム名義/白夜書房)」1巻に1篇だけ、果物ネタが使われています。
タイトル ブルヴァール 発売元 日生かおる/少年画報社ヤングキングコミックス
果物娘 島村小夜子 お相手 藤原雪乃
最大風速 唇にキス? 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 雪乃と晴子のいつものコンビの前に少女が現れた。小夜子と名乗った彼女は雪乃に交際を申し込む。過去のトラウマでそーいうモノに抵抗がある晴子は、当事者である雪乃を連れて逃げ出すのだが。
ヤングキング増刊Ours(現アワーズ)に連載中の自動車マンガ(他にいいようがないのか?)です。一時連載が中断していたんですが、今は復帰したのでしょうか?なお、本線の晴子×雪乃も何やら色々ありそーな気もしますが、一応こちらの無難な線を取り上げてみました。
タイトル スカイスクレイパー 発売元 平木直利/コアマガジンホットミルクコミックス
果物娘 坂本あきら お相手 吉田みほ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ やおい同人誌の製作で多大な借金を背負ったあきらとみほ。失地回復の為、今度は男性創作モノに手を出す事をもくろむが、みほは何故か女体が描けない。自分の身体を見なさいとばかりに、みほをムイてしまったあきらだが・・・。
「漫画ばんがいち」に掲載された、同人畑の作家・平木直利の初商業単行本です(初版は壮絶なスピードで売り切れたそうですが)。この二人の関係にみほの妹、しほを加えた三角関係で話は展開して行きます。男も出てはきますが、許容範囲内と言う事で。
タイトル 秘密の花園 発売元 藤井みほな/集英社りぼんマスコットコミックス
果物娘 檜山美園 お相手 花堂朔耶
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 陸上界のホープと目されている美園だが、大会を前に故障の疑いが。気分転換も兼ねて、演劇部の助演を引き受けた彼女だが、その課程で貴公子然とした演劇青年・朔耶と出会う。(似ていないようで良く似ている二人の境遇もあって)互いに惹かれて行く二人だが、美園に陸上を強制する義母や、朔耶に執心の余り美園に嫉妬の炎を燃えあがらせる姫子の存在など、その行く手には多難が待ち構えていた。だが、そんな程度の障害は、朔耶に隠された秘密に比べればどうという事はなかったのだ!それは・・・。
RURさんに教えて頂いた物件です。りぼん本誌連載という事なんですが、こんなネタやって大丈夫なんでしょうか(最近の低齢少女3誌(なかよし、ちゃお、りぼん)はこの位兵器のようですが)。この話で凄いと思ったのは、「女同士である事を、誰も悪いと思ってない」所だと思われます(あんまり葛藤しないんですよね、主役の二人とも)。そこまで成熟したという事なんでしょうかね、この社会は(どちらかというと爛熟のような気もしますが)。評価が低めなのは、どう考えても美園の母親が許せないからです(因果応報がしっかりしてない話に抵抗あります。私)。
タイトル 真紅に燃ゆ 発売元 福原ヒロ子/集英社漫画文庫
果物娘 樋口鈴奈 お相手 篠沢更紗
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ 不良に絡まれていた所を助けられて以来、美少女・鈴奈は2才年上の美少女・更紗に惹かれていた。更紗もまた、(失明寸前と言う境遇の為に人と触れ合うのを恐れているのだが)何故か鈴奈だけは受け入れてしまうのだ。周囲の男達は彼女達の美貌を狙って様々な手段(法的に問題ある行為多数)を展開していくのだが、それがかえって二人を接近させて行き、遂に・・・。
こちらも西在家香織派さんのページで紹介されていた作品です。集英社漫画文庫に収録されているという事は、相当古い作品(初出が出てないんではっきりしませんが1970年代後半と思われます)なんですが、この果物度は何事だ!というような爆裂果物作品で、これを知らなかった自分が悲しくなるような(少し誇大表現)内容です。大体、少女漫画では最初果物的な関係でも男が絡んできて別れてしまうのが定番なんですが、この二人は男が出てこようが何されようが、この関係のまま突っ走ります(しまいにはベットシーンまであるんですけど)。ラストは悲劇的に幕を閉じますが、別に二人の絆が壊れた訳ではないので全然OKです。問題は現在そう簡単に入手できる本では無い事くらいでしょうか(でも、結構見かける本ではあります。尤も月に20件以上古本屋を回る私の意見が参考になるかどうかは判りませんが)。
やはり西在家香織派さんの所で紹介されていた「裸足のメイ(集英社漫画文庫)」も押さえてみました。こちらは本線ではありませんが、周囲に追い詰められた挙句、遠い所に行ってしまった果物カップルが二組(但し一組は失敗して片方遺されてしまいますが)登場しています。こっちの方が果物度低めですね(最後恋人(♂)作っちゃうし)。あと、こちらは1巻未入手ですが「通りゃんせ(集英社漫画文庫)」にも果物キャラが出てるみたいです。
タイトル LADYリンクス 発売元 ますだ直紀/ヒット出版社セラフィンコミックス
果物娘 星野ミチル お相手 リンクス
最大風速 後ろから抱きしめる(但し相手は無自覚) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 華麗な空中殺法を得意とする覆面レスラー・リンクスに憧れ、女子プロレスラーの道を選んだ星野ミチル。念願適って彼女の付き人となったミチルであるが、稀代の特撮マニアである彼女に振りまわされる羽目に。
長年「闘姫」「阿吽」の巻末を飾ってきた女子プロマンガです。掲載誌は成年向けですが、このマンガ自体は成年指定されていないので安心です。リンクスに対するミチルの妄想は年々ヒドくなっていますが(しかも付き人の立場にかこつけて、色々やってますが)、リンクス自体がお子様なので、進展はしていないようです。
タイトル 女高生百合飼育 発売元 松平龍樹/マドンナ社マドンナメイト
果物娘 羽山みちる お相手 日高めぐみ
最大風速 一線突破!(当たり前だ) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 放課後の生徒会室。生徒会長で才媛のみちると、学校期待のハイジャンパー・めぐみは、いつものように密会を重ねていた。二人の関係は徹底的に秘匿され、周囲は彼女達がそういう関係どころか、友人である事すら知られていなかった筈なのだが・・・。
98年のトンデモ本大賞を受賞した作家、松平龍樹が書き下ろしたバリバリ18禁ポルノ小説です。この人が何故トンデモ作家なのかといえば、それは「(オヤジ向け以外の何物でもない)マドンナメイトでアニパロを書く男」という点に尽きる訳ですが(笑)、そういう意味でいうとこの作品は「セーラームーンS」のパロディといえなくもありません(他の作品群に比べるとパロディ色は相当薄いのですが)。男の出てくる話ではありますが、最後の最後まで「愛情」で結びついたこの二人なら、ここで取り上げても大丈夫かとの判断をさせていただきました。
なお、この人にはもう一つ「美人秘書百合調教(マドンナメイト)」というタイトルの話がありますが、こちらはかなり弱いので避けた方が良いかも知れません(「マドンナメイトでマイトガインのパロディ!」という話題性ではこっちの方が上ですが。しかし、何故「マイトガイン」?)
タイトル なかよし 発売元 松本ひかる/司書房
(単行本「秘密の更衣室」に収録)
果物娘 愛 お相手 エリカ
最大風速 肉体関係あり 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 修学旅行を間近に控えたある日、親友のエリカが行きたくないなどといいだし、理由を尋ねる愛。実はエリカはまだ生えてない事を気に病んでいたのだ。そこで愛がとった手段とは?
これもまた、例の規制の始まる前・古き良き時代に発行された短編集です。表紙の二人組が出てくる短編が上に挙げた作品ですが、ちゃんと果物なんで御安心を。他の収録作では「秘密の保健室」が果物の女校医の話で良いです。
タイトル 白薔薇ろまん 発売元 美村あきの/講談社KCフレンドB
果物娘 園部由奈 お相手 沢野千明
最大風速 好きだと告白(但し当初男と間違えていた) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 幼い頃、引っ越してきたばかりの由奈は、近所の悪ガキ達にとりかこまれて、思わず泣き出してしまった。そんな時に彼女を助けてくれ、初めての友達となった「男の子」を、彼女はずっと想って生きてきた。それから10年、二人は同じ学校・花咲里女学校に通っている。そう、彼、千明は女の子だったのだ。
これまたRURさんの情報提供による作品です(何だかお世話になりっぱなしです。特に少女モノに関しては、私のチェックに限界がありますんで、重宝させて貰っております)。初版が1984年、恐らくKCフレンドの旧装丁(背表紙上にうさぎがいる奴です)しか出てないと思われるんで、探す場合は注意してください。
タイトル ヒロイズム前線 発売元 森生まさみ/白泉社花とゆめコミックス
果物娘 林美緒 お相手 日下部圭子
最大風速 噂を否定せず 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 男勝りの生徒会長・圭子と、書記・美緒は5年来の親友で、学内での人気を2分している(但し圭子のファンは大半が女の子)。美緒の場合、正体不明でほえほえな性格が人気の秘密らしいのだが、そんな彼女の様子が最近おかしい。噂によると「彼女は死ぬ程苦しい恋をしている」らしいのだが、その相手はどうも圭子のようなのだ・・・。
「城南高校生徒会シリーズ」の2巻「ヒロイズム前線」に収められた表題作です(1巻と2巻でタイトルが違うのは白泉社系少女マンガのお約束。ちなみに1巻のタイトルは「生徒全員に告ぐ!」)。かなり以前から白泉社系少女の読者だった私ですが、LaLaや花ゆめではこの手の学園モノが一番好きだったりします(「月は東に日は西に(わかつきめぐみ)」とか「VKカンパニー(山口美由紀)」とか)。ボーイッシュな主人公とほんわかした親友というのは少女マンガお馴染みのプロットの一つ(これに男を絡めて三角関係にするのが基本)で、このページでも大量に取り上げていますが、果物ネタ的には少し弱めになってしまうのは仕方ないかもしれません(でも書く)。
現行連載である「オマケの小林クン(白泉社花とゆめコミックス)」に、人工呼吸やら男装して美少女エスコートだとかいうネタが続いていたようです(RURさんの情報による。その後、無事3巻に収録されました)。
タイトル 天使の夢精卵 発売元 山本夜羽/ぶんか社
(単行本「J.P.S.」に収録)
果物娘 鎗田粧子 お相手 萬寿沢節子
最大風速 一線突破? 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ いじめられっ子のまま高校生になってしまった粧子は、才色兼備の転校生・節子に憧れを抱く。グループ内でのリンチでボロボロになっていた粧子を見掛けて介抱してくれた節子は、彼女に友達になろうと声を掛けてくれたのだが・・・。
この本を買ったのは「Comnavi」で果物ネタであると解説されていたからなんですが・・・「短編集の一本だけ」のパターンです(クォリティが低い訳ではないのですが)。立ち読み等してから判断してください。慌てて買うと後悔するかもしれません(同じベイスターズファンとして、巻末の後書きマンガは痛いほど共感できたんで、私自身は損したと感じている訳ではないのですが(笑))。
ヤングチャンピオンに連載された「マルクスガール(秋田書店ヤングチャンピオンコミックス)」にもちまちまと果物ネタが出てます。いきなり「世界を革命する力を!」などというので「ウテナ」のパロディみたいですが、あーいうのではなくて「起て万国の労働者~」とかいうアッチの方の革命なんで間違えて買わないように。いい感じのアナーキズムな話だったんですが、やっぱり(笑)最後は打ち切られた模様です(でも良く2巻分も描かせたものだよ)。
タイトル 魔法な男の子の飼い方 発売元 ゆうきりん/集英社コバルト文庫
果物娘 ロゼッタ・マルローネ お相手 ミルフィ・ガウアー
最大風速 後ろから抱きしめて甘噛み 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 魔法使い養成校に進学したミルフィと、女ながら鎧職人の道を歩み始めたロゼッタは幼馴染みで大親友。お子様体型なミルフィはともかく、ロゼッタのボーイッシュな魅力は、男ばかりの職場という環境もあいまって多くの男達を惹きつけているのだが、彼女は我関せずを決めこんでいる。ミルフィは彼女のそんな態度を「好きな仕事に熱中しているから、そういう事は二の次になっているのだ」と思っているのだが、実は彼女には既に心に決めた人がいるのだ。それは・・・。
99年6月のコバルトの新刊、ゆうきりんの書き下ろし少しファンタジー作品です(一応シリーズ化するようです)。例によってイラスト買いですが(笑)、タイトルに反して果物ネタ含有率が高かったです。普通は幼馴染み3人組(♀♀♂)なんだから、三角形になるか、普通のカップルが出来て一人あぶれるのが一般的のような気もしますが。ロゼッタの「ミルフィを後ろから抱きしめて耳朶を噛む癖」ってのはかなり凶悪だと思います。何故ミルフィは彼女の気持ちに気付かないのでしょう?ちなみにあと一人、憧れの先輩・シャルロット様も結構ソッチ方面な感じを漂わせております(普通は「失意のミルフィを慰める役」はアイン先輩(♂)が引き受けるべきだと思いまする。もちろん果物ネタ的には全然OKですけど)。
タイトル 女ゴコロに女が惚れて・・・ 発売元 山桜桃/ワニマガジン
(単行本「北の国からこんにちわ」1巻に収録)
果物娘 南澤奈美 お相手 愛原真琴
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 奈美と真琴は家が隣りで幼馴染み。端から見ていれば、誰もが羨む美少女と美少年のカップルなのだが、真琴はれっきとした女の子である。でも、カップルである事には変わりはなくて・・・。
表題作が短編2篇しかないのに何故か2分冊されている連作「北の国からこんにちわ」の1巻に併録されている短編です(2巻合わせて果物ネタはこれだけと、あまりコストパフォーマンスはよろしくありませんが)。
タイトル 春風にリボンをかけて 発売元 りえちゃん14歳/コアマガジンホットミルクコミックス
(単行本「舌足らずな甘い時間」に収録)
果物娘 ひかり お相手 早紀
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 父の再婚を知って悩む早紀を、親友のひかりはプールに誘う。プールでじゃれあっているうちにキスしてしまった二人は・・・。
ロリ属性の無い方には全然奨められないりえちゃん14歳ですが、比較的果物ネタが多いのも特徴です。この本の他、「卒業アルバム」「あこがれ白書」「好きだから。」(共にコアマガジンホットミルクコミックス)にも細々とした短編が載っています。
发表于 2007-4-30 21:25 | 显示全部楼层
憎しみを越えて
「支配/被支配の関係にあるカップル」「愛憎半ばした関係のカップル」が登場する作品を集めてみました


--------------------------------------------------------------------------------
タイトル 白鳥の歌をきいて! 発売元 有吉京子/講談社KCデラックス
(単行本「有吉京子自選集1」に収録)
果物娘 岡部律子 お相手 柏木ひとみ
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 「白鳥の湖」公演に向けて配役が発表された。日々努力を重ねていた律子だったが、主役・オデット姫は天才肌のひとみの手に。コンプレックスに苛まれながらも、更なる努力で彼女を追い抜こうと誓った律子だが、ひとみが先生に個人教授を受けていた事にショックを受ける。何故彼女だけ特別扱いを?だが、ひとみにはそこまでして短い期間に結果を出さなければならない理由があったのだ・・・。
「SWAN」「アプローズ」で有名な有吉京子の初期短編の一つです。初出一覧が付いていないのではっきりした事は判りませんが、デビュー直後の作品という事で1970年代前半(!)の作品のようです。果物というより友情モノなんですが、なんだか怪しい感じ(笑)なんで入れてみました。同女史の果物モノといえば前出の「アプローズ(集英社マーガレットコミックス・・・は全部収録されてないけど)」が有名どころでしょう。ちょっと私には合いませんでしたが。
しかし白鳥の湖を果物ネタに絡ます話って結構多いんですが、何でなんでしょうか(どんな話か知らないもので)?
タイトル てんらんかいのえ 発売元 あんくるさむ/ワニマガジン
(単行本「いとしのヴァージンVOICE」に収録)
果物娘 ユッコ先輩 お相手 マナ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 学園祭である。美術部所属の二人だが、既に当日の朝だというのに未だ展示する作品は完成していない。さすがに不安になるマナであったが、先輩は万事抜かり無く、大量の絵の具と巨大なカンパスを用意して待ち構えていた。さて、どうするつもりなのか・・・。
同短編集ではどちらかというと「フォロースルー」の方が果物ネタとしては正統なんですが、正統過ぎて面白くないのでこちらを紹介しておきます。
タイトル エクソシスターマリア 発売元 井荻寿一/秋田書店ヤングチャンピオンコミックス
果物娘 桜花 お相手 月夜野マリア
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 魔の力をもって現世に蘇った「飛び加藤」。彼は配下として武田の女忍び・桜花を復活させる。不完全な蘇生術を施された為、余命幾ばくも無い桜花が生き残る道は、マリア抹殺を成し遂げて再度術を受けるしかない。女の武器を女に使い、マリアに勝負を挑む桜花の運命や如何に。
代表作はやはり「霊能探偵ミコ」でしょうか、井荻寿一がヤングチャンピオンに連載した作品です。本線はネズミに姿を変えられた恋人(♂)との恋愛路線なんですが、回りに出てくるのが上に挙げた女忍者の他、不可抗力で関係を持ってしまった親友(♀)だとか、一応妖怪なのに余りに猫だったんでネコになってしまった(笑)猫娘だとかそんなんばっかりなんで果物度高いです(なお、全員登場は2巻からなんで、2巻だけ読んで見るのも良いかも知れません。そう複雑な設定ではないし)。ちょっとスプラッタ気味なのと、当然ながら結ばれない関係なのを除けば良い線いってるんじゃないかとは思うんですが。なお、同作者では前述の「霊能探偵ミコ(ワニマガジンコミックス)」にも少し果物キャラが混ざっています。
タイトル ふたりぽっち 発売元 池田理代子/集英社マーガレットコミックス
果物娘 日垣玲子 お相手 松原かおる(後に日垣かおる)
最大風速 好きだと告白 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 日垣財閥の一人娘・玲子は、最近転入してきた秀才・かおると喧嘩ばかりしている。資産家の娘しか通わない筈の愛聖女学院に、どうみても平民のかおるがいる事が問題なのか、それともボーイッシュな雰囲気が下級生の人気を集めている事が気に食わないのか、それははっきりしないのだが、気になる存在である事だけは確かだ。かおるの側にしてみれば、最近様子(と金銭感覚)の変わった母親の頼みでいやいや転校して来てこの仕打ちでは割に合わない気もするのだが。
RURさんのホームページ(毎度どうもです)で情報提供されていた作品で、「ベルサイユのばら(集英社マーガレットコミックス)」で有名な、池田理代子が昭和46年(!)週刊マーガレットに連載した作品です(何しろマーガレットコミックスの81番などという番号が振られている位でして)。基本は生き別れの姉妹の愛憎なんですが、この作品ではもう1回どんでん返しが待っている(実は姉妹ではなかった)のが特徴でしょうか?読んでいて非常に疲れる(絵柄が古く、現在では滅亡したような継子いじめネタの上、オチが○○という)作品ですが、興味がありましたらどうぞ。ただ入手は困難かも(マーガレット版よりは集英社漫画文庫版の方が入手は容易だと思われます。復刻版が何処かにあると思いますが、詳細は不明です)。
この方は「ベルばら」前後にかなりの数の果物漫画を発表しています。「おにいさまへ・・・(集英社マーガレットコミックス)」」「桜京(集英社マーガレットコミックス)」「ゆれる早春(集英社漫画文庫)」といった作品群ですが、いずれも大時代的な作品なんで、読者を選ぶと思います。
タイトル MUGEN 発売元 石塚夢見/小学館フラワーコミックス
果物娘 麗子 お相手 多美
最大風速 かばって死亡 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 女優の卵・多美は、一足早くCM界にデビューした妹・麗子へのコンプレックスを抱きつつ、舞台のオーディションに通う毎日だ。実は麗子にも妾妻の娘という負い目と、その彼女を受け入れてくれた血の繋がらない姉への強い思慕があったのだが、劣等感に苛まれている多美には伝わらず、事態は悲劇に向かって爆走してゆく・・・。
「半神(萩尾望都/現在は小学館文庫)」フォロワーの一つです(オチまでほぼ一緒ですし。男絡みになってしまってますが)。元の作品を果物として見れるかどうかによるような気がするんですが、私はこれは果物だと思います。
タイトル サイボーグ009 雪のカーニバル編 発売元 石ノ森章太郎/秋田書店サンデーコミックス
(単行本「サイボーグ009」11巻に収録)
果物娘 リンダ(???) お相手 レナ(???)
最大風速 唇にキス(肉体関係暗示?) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ ジョーとハインリヒは北欧の小国を訪れた。ここ数年、雪祭りの夜に現れて村人を殺すという、伝説の吸血魔女の正体を調べるのがその目的だ。雪山の探索中、怪しい古城を発見したジョー達は、遭難者を装ってその城に潜入する。そこには老いた博士と二人の娘が暮らしていたのだが・・・。
与太でも話題にしていた「サイボーグ009で果物」というのがコレです。リンダとレナの関係が本当に愛情なのか?と言われると非常に困る所ですが、私はコレはアリとみます。石ノ森氏は少女誌から青年誌まで描いていた人なんで、探せばもう少し果物ネタはありそうな気がします(「009ノ1」あたりが怪しい)。が、何せこの人の単行本は古本でも矢鱈と高いものでして・・・。
タイトル お熱はかって 発売元 上杉陽子/フランス書院Xコミックス
果物娘 三谷涼己 お相手 三谷真名
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ 両親の再婚によって姉妹となった涼己と真名。頑なに家族というものから距離を置こうとする涼己には、実父に犯された過去があった。そんな彼女に妹として接しようとする真名を涼己は・・・。
女流作家・上杉陽子の初単行本(表題作はデビュー作)。血の繋がらない姉妹の愛憎という、ある意味直球勝負ですが、甘くて良いです。2作目「イケない放課後(フランス書院Xコミックス)」には、ほんの少し(6ページ)この二人の番外編が載ってますが、それ以外に果物ネタはありません。
99年3月に新刊「眠れない夜の小鳥(フランス書院Xコミックス)」が出ました。うーむ、一本のみです(しかもこれは・・・)。もう、涼己×真名シリーズみたいな話は描かないんですかね?
タイトル キスショット 発売元 おおぬまひろし/辰巳出版
果物娘 久美子 お相手 葉子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ OL稼業の傍ら、毎夜身体と金を賭けてのビリヤード勝負で副収入を得ている葉子。そんな彼女の前に、かつてカモにした男の妹を名乗る娘が現れて、勝負を挑んだ!
この頃のおおぬまひろしは人物対比が非常に怪しいですが、とにもかくにも彼の数少ない果物ネタ作品です。なお、上記の辰巳出版版には未収録の話があります。「まいピュアお姉さま(フランス書院コミック文庫)」には最終話まで収録している上、値段も安いのですが、何分オチが・・・なので、案外この版の分だけ読んだ方がいいかも知れません。
タイトル 恋するタロット 発売元 おおばやしみゆき/小学館フラワーコミックス
果物娘 北川真由子 お相手 滝沢倫菜
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ フリフリの真由子とお色気過剰気味の倫菜は自他ともに認める恋のライバル。趣味は正反対なのに、何故か男性の嗜好が同方向な為に毎回衝突するのだ。今回も生徒会長の斎藤先輩を巡って恋のさやあてを繰り広げていたのだが、学内で起こった爆弾騒ぎの濡れ衣を掛けられた事で、心ならずも協力する羽目に・・・。
おおばやしみゆきの少女コンビ探偵モノ(一部占いネタあり)連作です。「なんだか良く判らないけど虫の好かない相手が、実は結構いい奴で、コンビを組んだらバッチシ(死語)だった」という、少年誌のプロット上で行われている作品ですが、結構こういうの好きです、私。二人とも異常な程に男運が悪くて、惚れた相手が皆犯人という凄い設定がイカしますが、女に走ったりしないので果物ネタとしてはもう一押し必要な気がします。ほぼ同設定でバレーボールもの(何故?)「アタックオン(小学館フラワーコミックス)」もいい感じの展開なんですが、2巻未入手のため判定は保留します。
2巻を入手しました。お約束通りコーチ兼任の男とくっついてしまいましたが(涙)、友情モノとしては間違っていない終わり方をしていたんで許可します。
タイトル ツイン・ヒート 暴走!甲蟲都市ゴーザム 発売元 岡本賢一/朝日ソノラマ文庫
果物娘 シャロルド・ラグラ・フォールン お相手 リリー・フィン
最大風速 抱き合って暖め合う 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ その巨体故「甲蟲都市」の異名を持つゴーザム。行く手にある二つの国に向かって爆走する災厄を止める為、それぞれの国家から別口で派遣された、蟲使い・シャルと薬物で強化された超戦士・リリー。「甲蟲都市」上での二人の再会は、とても友好的とはいえなかったが、状況的に協力を余儀なくされる。
ソノラマ系の作者・岡本賢一による、ダーペものの一種です。第1巻にあたるこの巻では、二人の出会いが書かれる訳ですが、さて2巻は出るものやら・・・。別に果物と言う訳ではない作品なんですが、以前与太でも書いた通り、中盤の身体で暖め合う描写がナニなんで入れてみました。なお、虫が苦手な人は覚悟しておいてください。
タイトル でたとこプリンセス 発売元 奥田ひとし/角川書店ドラゴンコミックス
果物娘 トパーズ お相手 ラピス姫
最大風速 唇にキス 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 子供姿のラピスに懸想するロリコン女魔道士・トパーズ。今日も今日とてラピスを自分のモノにする算段を練っていた彼女に、いきなり余命1ヶ月の宣告がなされる。彼女は悪性の魔癌に犯されていたのだ。日に日に衰弱していく彼女を見かねた部下たちは、手土産を持ってラピスに訪問してもらうよう頼みに行くのだが・・・。
奥田ひとしがドラゴンマガジンに連載したライトファンタジーものです。作品中で果物娘というと、上(5巻49話)で登場しているトパーズが挙げられますが、他にもナンドラとラピスの関係もありかも知れません。同作者の作品では、他にコミック版の「天地無用!(角川書店ドラゴンJrコミックス)」にもほんの少し果物ネタがあります。
タイトル フルーツジャム 発売元 緒図乃真朋/一水社
果物娘 倉沢可奈  お相手 藤代音子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 人生の殆どを寄宿舎生活してきた音子は、同級の可奈にいつもネンネと馬鹿にされてきた。でも、それは可奈の本心の裏返しで・・・。
緒図乃真朋がコミックアットーテキに連載した長編。単行本収録分では話がオちてませんが、完結したのでしょうか?それはさておき、絵柄は可愛いですが、オムツ関連のネタがえげつないので、多少読み手を選ぶかもしれません。同一作者では「あゆみさんのルネッサンス(「コンプレックスはーと(日本出版社アップルコミックス)」に収録)」なんてのもあります(その他、Loveゆり組連載分があるはずなんですが、どの単行本に収録されているか判りませぬ)。
タイトル おもちゃにしないで 発売元 鬼窪浩久/富士美出版
(単行本「パーティーがはじまる」に収録)
果物娘 桜木弥生 お相手 若葉
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ クラスメイトの弥生の家に呼ばれた若葉。特に親しい訳ではない自分を誘った理由を訝る若葉だが、実は弥生は彼女を「趣味の傀儡人形」の実験台にしようとしていたのだ。
ペンギンクラブに掲載された短編集です。果物ネタは他に「スイートミュージカル」という話が併録されていますが、これを選択してみました。同作者には他に「SISTER(竹書房ドキっセレクト)」という近親果物モノがあります。
タイトル 天使よ故郷を見よ! 発売元 北原亜希/辰巳出版
(単行本「AKIコネクション」に収録)
果物娘 倉橋なつき お相手 沢木めぐみ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ なつき先輩に校庭裏に呼び出されためぐみ。彼女に無理やり犯され自暴自棄になった(というか、目覚めさせられた)彼女は、行きずりの男に抱かれてしまう。放心状態で街をさ迷う彼女を助けたなつきを拒絶するのだが・・・。
北原亜希がコミックくせになりそうに連載した作品です。コミックスには「継続中」となっているのですが、続編が単行本化されたという話は聞きません(同人作家なんで、もしかするとソチラで完結した可能性もありますが)。最後は別れてしまい、男に走る話(少なくとも単行本収録分では)なんで、そういうのが駄目な方は避けてください(同短編集には果物短編が3作載っているのですが、どれも別れを予兆させるエンディングを迎えてしまいますし)。
タイトル ノンフィクションでいこう 発売元 きみおたまこ/フランス書院Xコミックス
(単行本「千夜伝説」に収録)
果物娘 久御山桃 お相手 久御山桜
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 両親の海外赴任で、二人だけの生活を続ける桜と桃。姉・桜の職業は18禁マンガ作家なのだが、今回に限ってネームが進まず、締め切りブっちぎり状態である。桜のマンガは全て実体験に基づいていた事を知った桃は頭を抱えてしまうが、今回描けないのが「レズものなのに経験がない!」という理由だと聞いて、悪い予感に襲われる。そして案の定、桜は桃に・・・。
短編集「千夜伝説」に収録された5連作(+番外編1)です。桃にはちゃんと彼(♂)がいるので、果物という訳ではなさそうなんですが、この無茶な展開で、実は両思いだったというオチは結構好きです。同時収録に両性具有ネタがあるので駄目な人は駄目かも知れませんが、無かった事に出来る方は読んでみてもいいかも。
タイトル マジカルハンターユーカ 発売元 きみづか葵/コアマガジンホットミルクコミックス
(単行本「KISS OF LIFE」に収録)
果物娘 黒沢綾子 お相手 星野優香
最大風速 好きだと告白(実は罠) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 黒沢綾子の正体は悪の魔道師・ティルサイア。仲間を次々と倒して行った星野優香ことマジカルハンターユーカを打倒すべく行動を起こすのだが、彼女の嗜好はユーカに筒抜けで・・・。
今は亡きMEGUの巻末イラストを担当していたきみづか葵が、ホットミルクに連載していた魔法少女モノです。「KISS OF LIFE」は例によって短編集ですが、果物ネタはこれの他にもう一本「由紀」という話があるのみです(これも単純に果物とは言えませんが)。
タイトル みきとみか 発売元 キャプテンキーゼル/ビブロスカラフルコミックス
(単行本「MagnumFlesh!」2巻に収録)
果物娘 有賀美希 お相手 有賀美加
最大風速 ベットに押し倒す(未遂。但し別の子とは一線突破) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 美加と美希は双子の姉妹。親でも見分けのつかない程良く似た二人なのだが、最近美加は美希と間違えられるのが気に入らない様子。美希は、彼女に好きな人が出来た為だと気付いて、自分の半身が失われてしまうような寂寞を感じてしまう。そんなある夜、美加あてに斐川という少女から電話が掛かってくる。偶然受けた美希はそれが「美加を変えた人」だと直感して・・・。
最初に書いときます。この話は中篇ギャグ作品である「MagnumFlesh!」2巻末に収録されていますが、当該作品の巻頭カラーは両性具有ネタです。従ってこういう話が全然駄目な人は避けてください。
キャプテンキーゼル氏の商業誌デビュー作がこの短編です。双子姉妹の愛憎ネタという事で、私にとっては直球ストライクですが、16Pの短編一つに一冊分の金額が払えるかどうかによって評価は分かれるでしょう。三角関係ネタでもあるんですが、全部の点が女の子なんでその点で問題はありません。なお、表題作には1巻に「男性経験のトラウマから女色に走ったお姫様」が出てきますが、登場人物の一人に両性具有的なキャラ(正確には変身生物。言動は男なんで、単に男だと思ってしまえばそう問題ではないと思いますが。)がいるんで読者を選ぶでしょう(しかしこんなに予防線張らんとイカンのか・・・)。
タイトル 堕天使MITO 発売元 倉田悠子/富士見書房文庫
果物娘 立花麗子 お相手 姿弥生
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 戯れに天界を降りたミトが最初に出会った人間は、男装の女性・弥生と、彼女の同棲相手で恋人の高級娼婦・麗子の二人だった。家出少女と思われたミトは、彼女達の影響で少女娼婦の道を進む事になるのだが・・・。
現在の富士見ファンタジアとは別口の、ピンクの背表紙のシリーズが「富士見文庫」です。ビデオアニメ「くりぃむレモン」のノベライズを主に収録したこの文庫の過半を執筆していたのが、この倉田女史(どう考えても変名、下手すると集団ペンネームなので、女性と決まった訳ではない)です。シリーズ終盤に計3作発表された「堕天使MITO」シリーズは完全オリジナル作品で、この方向に前途が見えればあっさりシリーズ絶版などという憂き目は見なかったのでしょうが、言っても詮無い事です。なお、弥生はいわゆるオナベなので、個人的には果物といいたくはないのですが、とりあえず入れてみました。このシリーズ、この作者で果物といえば、言わずと知れた「エスカレーション」が挙げられますが、その他にも「サイレントレイク」なんてものがあります(主人公は男ですが、こっちの方が果物としては正統だったかも)。
タイトル 秘蜜の薬 発売元 くれむつきゅーる/久保書店ワールドコミックスSp
(単行本「Q’sComic」に収録)
果物娘 片瀬京美 お相手 大沢奈緒子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 西尾高の総番(笑)、京美は月に一度、全身虚脱に悩まされるのを除けば無敵の女子高生。しかし、肝心の日にケンカ友達の奈緒子を海原高の連中に連れ去られてしまう。体調不良にも関わらず彼女を助けに行ったものの、逆に倒された京美だが・・・。
短編集「Q’sComic」は、全7話のうち5話が果物ネタです(三国志ネタとかもあり。当然趙雲は女性だったりしますが)。同作者ではその他に初期短編集「あげちゃうLIPS(司書房)」にも3本ばかり果物ネタがあります。
タイトル ひとりぼっちのパンドラ 発売元 島津郷子/集英社漫画文庫
果物娘 早坂真央 お相手 早坂千晶
最大風速 後ろから抱きしめて告白 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 両親の再婚によって、姉妹となった千晶と真央。父子家庭に育った千晶にとっては、美しい妹・真央の存在が嬉しくて仕方が無い。しかし、慕ってくれていると思っていた真央の暗躍によって、いつしか千晶は周囲から孤立させられていく・・・。
島津郷子が(おそらく)月刊セブンティーンに連載した中篇です。いわゆるサイコスリラーものといって良いでしょう。真央の性格はかなりパラノイア入ってて怖いものがあります。
タイトル 帰り路 発売元 太牙射悪/大洋図書ポプリ倶楽部コミックス
(単行本「ヴァイオレット」に収録)
果物娘 はるか お相手 まほ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 下校が遅くなった帰り道、校門で待っている筈の恋人のまほが、校舎の片隅で知らない女の子とキスしているのを見てしまったはるか。嫉妬に狂った彼女は・・・。
短編集「ヴァイオレット」にはその他、4人打ち脱衣麻雀漫画「あさすずめ」なんていうモノも掲載されています(表題作も果物モノといえなくもないが・・・)。
タイトル 祭りのあと 発売元 高橋由佳利/集英社りぼんマスコットコミックス
(単行本「狸穴中学バナナ事件」に収録)
果物娘 小林明羅 お相手 吉田ハズミ
最大風速 唇にキス(但し未遂) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ ちょっとナルシスト気味の中学生・ハズミの前に現れた明羅。中学体操界のホープの上、一瞬にして周囲の注目を集めてしまう美貌を持つ明羅は、実は幼馴染みのガキ大将・アキラの成長した姿だったのだ。彼女を「初恋の人」と公言して憚らない明羅の言動に振りまわされるハズミだが・・・。
高橋由佳利がりぼんに発表した変則学園ラブコメです。いわゆる男女誤認系の上、明羅は基本的にノーマル(但し恋人に選んだのはハズミに良く似た青年。つまり初恋の記憶を引きずっている訳です)で、ハズミの前に現れたのも「逃避」に近いモノなんで、果物ネタとしてはかなり弱いかも知れません。なお、表題作の「狸穴中学バナナ事件」にも、少し主人公(♀)に歪んだ愛情を抱くキャラが出てくるんですが、いきなり死んじゃうんでこちらを取り上げました。
タイトル 神風怪盗ジャンヌ 発売元 種村有菜/集英社りぼんマスコットコミックス
果物娘 東大寺都 お相手 日下部まろん
最大風速 好きだと告白(但し本人以外に) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ ジャンヌを捕まえようと、日夜彼女を追い掛け回す都。ジャンヌの正体であるまろんとは、幼馴染みであり、恋のライバルでもある。だが、いつもまろんとケンカばかりしている彼女がジャンヌを捕まえようとする本当の理由とは・・・。
アニメも放送中の作品です(しかし、テレ朝7時→6時半を巡る、講談社・集英社・小学館の三つ巴の戦いは激しいですな。普通、特定の時間帯は特定の出版社が提供してるものなんだが)。これのどこが果物か?私も当初、コミックスを買った時点では全然果物だとは思わなかったんですが(笑)、2巻で収録された8話と番外編(上で取り上げています)を読んでみると・・・おぉ、コレは!
5月に3巻が発売されました。まろん-稚空-都が三角関係だと認識しているのは既にまろんだけのような気がします(笑)。12話にて都の本心が遂にまろんに伝わってしまいました。これを引っ張れれば凄い展開だったんですが、変な新キャラ(♂)が出てきてしまった為、こちらはさらっと流されてしまうようです(残念)。但し、「まろんを泣かす人は東大寺都が許さない」とか「貴方はまろんと稚空のどっちが大切なんですか!」「決まってるじゃない」とか「泣いちゃう」とか、妄想の働く台詞は目白押しなんで果物度を少し上昇させてみました。
タイトル オールレズプリンセス 発売元 千代鬼/久保書店ワールドコミックスSp
果物娘 南野久美子 お相手 麻樹奈識美
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 満員電車の雑踏の中、図らずも互いに痴漢しあってしまった久美子と奈緒美。その日は険悪なムードで別れた二人だったのだが、翌日、又も身を寄せ合ってしまい・・・。
十年程前、東鳩(キャラメルコーンのメーカ)がオールレーズンプリンセスというミスコンテストを開いていました。つまりそれのパロディです(笑)。どちらかというとキャットファイトマニア用の劇画のような気もしますが(多くは語りませんが同作者はそちら方面ではとても有名な方です)。
タイトル 放課後秘密倶楽部 発売元 中ノ尾恵/一水社
(単行本「BIN-KANすくうるでいず」に収録)
果物娘 西沢まりの お相手 篠原千里
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 美術部長・まりのは新しい「モデル」を探していた。そんな彼女に憧れる、後輩の千里は彼女の誘いにまんまと乗ってしまうのだが、まりののいう「モデル」とはヌードモデルの事だったのだ!
やはりLoveゆり組で描いていた中ノ尾恵のSM風味学園モノ連作です。短編集「BIN-KANすくうるでいず」には、同誌で見た事のない作品しか収録されていないので、もしかするとより果物度の高い単行本があるのではないかと思われるのですが、入手出来ていない為、こちらを取り上げます。ドミネートものである事と、両性具有モノが同時収録されている為に評価は低くしていますが、この辺は趣味の問題だと思われます。
その後「テレフォンダーリン(一水社)」という単行本を購入しました。恐らく同作者では最も果物度の高い作品集でしょう。何しろ果物ネタしかありません(笑)。只のヒトコマすら男の出てこない潔さ(台詞で2回ばかり出てきますが、その場にすらいません。電話か噂話だけという)で、果物日照りの現状で、コレを外すのは勿体無いかも知れません(ただ、これを見つけるまでに3連発でハズレを引きましたが。女装少年同士の絡みなんぞどーしろというんでしょう(涙))。
タイトル 黄金の鹿の闘騎士 発売元 南房秀久/富士見書房ファンタジア文庫
果物娘 ブランシュ・オーギュスティーヌ・ベルジュ・デルマノン お相手 ビアトリス
最大風速 前から抱きしめる 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 奴隷闘士による集団戦闘競技・メレルージュ。ビアトリスが所属する「黄金の鹿」はメンバーを見栄えで選んでいた事もあって、毎年最下位をひた走っていたが、パトロンを引き継いだ若き青年貴族によって意識改革が行われ、次第に実力を付けてきた。彼女自身もリーダーとしての自覚を持ち始め、チームにもまとまりが見えるようになってきたが、ただ一人の依願騎士(=自己意思で参加する非奴隷闘士)であるブランシュは心を閉ざし、それどころか殺意のこもった眼で彼女を見続けていた・・・・。
南房秀久が富士見書房ファンタジア大賞に応募した作品を文庫用に加筆修正したものです(比較的作家輩出スピードの早い同大賞では、受賞作ではない作品が文庫化されるのも珍しい事ではないようです)。女奴隷同士に集団戦闘をさせるという、かなり際モノ的な設定ではありますが、スポーツ感覚で小説化された為、比較的爽やかな印象があります(でも結構死んでるよ、メインキャラ・・・)。ブランシュとビアトリスの関係は別に果物ではない(血の繋がらない姉妹オチ)ですし、最後は男(もちろんコーチ!)に走る話ですが、ちょっと濃い目の友情ネタとしては良いのではないかと思われます(果物という意味ではビアトリスを護って敵刃に倒れる親友・ミアの方が濃いかも)。
タイトル 半熟忍法帳 発売元 新山たかし/エニックスギャグ王コミックス
果物娘 雅 お相手 かすみ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 果物娘揃いのクノイチ集団・紅影団の下忍・雅の思い人は、よりにもよって敵である火車忍群のクノイチ・かすみである。戦いの中で助けられて以来特別な感情に目覚めた(というか元々そうだったというか)彼女は、仲間内で鍛え上げた様々な技(笑)を駆使して彼女に襲いかかる。かすみにはちゃんと恋人(♂)もいるのだが・・・。
新山たかしが月刊少年ギャグ王に連載している、低年齢向けお色気忍者モノです(昔からあったアレです。「おじゃまユーレイ君」とか(笑))。紅影団のクノイチは2人を除いて皆果物娘なんですが、ターゲットを絞り込んでいる雅を代表で持ってきてみました。
99年8月発売の9巻にて完結しました。理由はギャグ王の廃刊です(どいつもこいつも・・・)。書き下ろされた後日談で結局かすみは疾風(前述の♂の恋人)と結婚してしまうのですが、雅はまだ諦めていない模様です。
タイトル Right To Go! 発売元 西村有未/富士美出版
(単行本「ありみっくす」に収録)
果物娘 森川舞 お相手 えむ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 外面が良くて男の子にモテる舞。でも、親友のえむは彼女の事を根性悪なんていったりする。現にえむにはイジワルばかりする彼女だが、それは・・・。
西村有未の初商業単行本です。例によって短編集ですが、全10作のうち5作が果物ネタで、そういう意味ではとてもお買い得になっております。個人的にお奨めは「ないしょにしてね」なんですが、これは双子属性がないと辛いかもしれません。同人関係では果物ネタ多数の西村作品ですが、ページの趣旨に適合しないのと、筆者が全容を把握できていないので触れない事にします。
タイトル マイピュアレディ 発売元 バケダヌキ/久保書店ワールドコミックスSp
(単行本「メイドinプリンセス」に収録)
果物娘 フォルテ(メイド) お相手 アレグレット姫
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 小さな頃からアレグレット姫に仕えてきたフォルテ。輿入れの決まった姫に「子供の作り方」を教えるよう勅命が下ったのだが、当の彼女も未経験なため、どうしていいのか判らない。仕方なく学術書を片手に姫に講義するフォルテだが、案の定、姫は退屈してきてしまい・・・。
バケダヌキの初期短編集です。この話の他に「RaspberryTime」の連作と、「人生は上々だ」の双子ネタが果物です(ショタものが1作紛れ込んでいるので気をつけるように)。
タイトル P.S.ライバルどの 発売元 響理奈/講談社KCなかよし
(単行本「ピエロがPo!」に収録)
果物娘 日高花奈 お相手 西田幸代
最大風速 好きだと告白(ちょっと意味合いが違うが) 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 本日、日高花奈は不機嫌である。ちょうど一年前、文通相手から(一方的の極みのような)別れの手紙が送られて来た日だからだ。こちらからもスゴイ手紙を送り返したのでどっちもどっちのような気もするが、とにかく彼女は不機嫌である。そんな中、彼女のクラスに転校生がやってきた。それはなんと・・・。
講談社の低齢向け少女誌(多分「なかよし」か「なかよしデラックス」)に掲載された作品をまとめた短編集です。果物というよりは三角関係同時失恋モノのような気もしますが、とりあえず入れておきます。同短編集では一人熱血キャプテンもの(「キャプテン(ちばあきお)」の序盤の展開みたいな話です)のバレーボール漫画「14対0試合開始」も考え様によってはちょっと果物かも知れません(ホントか?)。
タイトル CRAZY BLUE 発売元 BREN303/白夜書房
(アンソロジー「秘密の花園1」に収録)
果物娘 ミリィ二等准尉 お相手 エヴァ・ストラスバーグ二等兵
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 2015年の南カルフォルニア。久しぶりに前線から戻ってきたミリィは、訓練中の新兵・エヴァ二等兵に目を付けた。彼女にソノ道を教え、今では階級で追い越してしまった軍曹から「あの子は駄目」と言われたものの、そんな事で臆するミリィではない。早速プライベートルームに呼び出したのだが。
最近はめっきりこのペンネームを使わなくなったBREN303ですが、以前はこんな所でも書いてました。果物アンソロジーだったのでこういうネタというだけで主題はミリタリー描写といった感じなので、こういうのに抵抗がある向きには奨められませんが。「秘密の花園」2巻には続編が載ってます。その他では「TAKEtheBStudio(久保書店ワールドコミックスSp)」にも一編、果物ネタがなくはないのですが、これもメインは西部劇なので、狙って買うと肩透かしを食うかも知れません。
タイトル 天空の乙姫たち 発売元 水田恐竜/ぶんか社コミックス
果物娘 チーフ(名称不明) お相手 名称不明
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ GALとYASは国内二大航空会社で、創業以来のライバルである。昨今は競争もエスカレート、評判低下を狙って、YASのスチュワーデスが客を装って潜入工作を図るような状況である。このままでは信用低下に繋がると判断したGAL側は客室乗務員の判断で彼女をトイレに監禁、口封じの為に・・・。
水田恐竜の4コマ短編集です。方向性を簡単に説明すれば「オタク寄りの「みこすり半劇場」」としかいいようがありませんが(笑)、こういうのもアリかも知れません(ホントか?)。併録の「桃色忍法帖」にも、ライバルが多すぎて殿のお呼びが掛からず、果物に走ってしまった西の局様が登場しますが、何分4コマなんで余り期待されると問題ありだと思います。
タイトル 就職するは我にあり 発売元 南智子&きょん/ワニマガジン
(単行本「花マルKinky娘s」2巻に収録)
果物娘 山本真美 お相手 永井先輩
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 空前の就職氷河期、女子大生の真美は、先輩のコネを利用して、大企業の営業に潜り込もうなどと甘い事を考えてる。当然そんな事は先方も承知済みで、先輩はとりつくしまもない。だが、麻美にはアルバイトで培った「奥の手」があったのだ。
表題作も果物ネタなんですが、SM主体なんで同時収録の短編の方を挙げてみました。この二人、連名になってから随分たつのですが、以前はバラで活動していたような気もします。それはさておき内容ですが、ドミネーション系が私の肌に合わない為に評価を落としていますが、非美少女系(=劇画系)としては標準以上だと思われます。同作者の「ラブデッサン(シュベール出版ボナンザシュベールコミックスSp)」にも少し果物ネタがありますが、果物度は低いです。
タイトル スイムウェアの麗人 発売元 未由間すばる/久保書店ワールドコミックスSp
(単行本「二人の内緒」に収録)
果物娘 由紀 お相手 辻本先輩
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 文芸部の辻本先輩に惚れこんでいる由紀は、殆ど彼女のいいなり状態である。今日もいきなり海に行くなどといいだしたのだが、当の由紀は嬉しそうなんでそれも良いかもしれない。だが、彼女が由紀の為に用意してくれた水着は・・・。
未由間すばるの初単行本・短編集「二人の内緒」を一言で説明すると、SM、しかも強制露出系としかいいようがありません。という訳で、SMが全然駄目な方は間違っても買ってはいけないと思います(私もかなり駄目な方です)。まいなぁぼおい氏の同人誌に参加していたそうで、この方向性は理解できなくもないですが。
タイトル GirlFriend 発売元 森永みるく/コアマガジンホットミルクコミックス
(単行本「スタディアフタースクール」に収録)
果物娘 杉岡優子 お相手 田島愛美
最大風速 お風呂で悪戯 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ 4年生になってから、優子は愛美と絶交状態。3年の時はあんなに仲が良かったのに、優子には訳が判らない。そんなある日、優子は母親の用事で愛美の家に出かける事になった。そこで彼女は・・・。
上記作品はComicアリスくらぶに掲載されました(これ以上の説明はいらんよーな気もする)。この本には他にも「50/50」という双子果物ネタも載っているのでお勧めです。あとは絵柄が気に入るかどうか、という所でしょう。
タイトル 銀幕のシンデレラ 発売元 森林りんご/白夜書房ホットミルクコミックス
(単行本「ULTRA-M」に収録)
果物娘 妹野七子 お相手 売虎漫子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 友達の付き添いでオーディションに参加した漫子は、監督に認められて主役に大抜擢される。結果、出来レースと思われていた人気アイドル・七子は当然のごとく嫉妬の炎に身を焦がし、遂には彼女に一服盛って監禁してしまう。だが、天性のS・七子と、天性のM・漫子の運命的な出会いは憎悪を超えてしまい・・・。
ネット上では超有名人・森林りんご氏の初期作品の一つです。上に挙げた「銀幕のシンデレラ」は表題作の番外編で、ストーリー上の繋がりは全く有りませんが、大きく関係しています(読めば一目瞭然ですが)。同氏の作品で果物といえば「少女探偵RINNちゃんの事件簿(司書房)」というのがあるのですが、最後に男に走る話なんで注意の程を。
タイトル 女戦士の末裔 発売元 もんでんあきこ/双葉社ジュールコミックスヤング
果物娘 神崎夕 お相手 森尾あかり
最大風速 寝込みを襲ってキス 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 家を出て女子プロレスの世界に飛び込んだあかりの姉・千賀子。彼女を連れ戻す為に上京したあかりに向かって言い放たれた「連れ戻したければ私を倒してからにしろ!」という言葉を真に受けたあかりは、彼女の後を追って女子プロレス界に身を投じる。だが、血筋もあって急速に力を伸ばして行くあかりに、同僚達は冷たく、厄介事が起こるのを恐れた事務所から退寮を通告されてしまう。デビュー直後で金欠な彼女は、誘ってくれた先輩の神崎のマンションに身を寄せたのだが、その夜・・・。
レディース誌連載の女子プロレス漫画というキワモノ設定がイカす、もんでんあきこの作品です。女子プロ関係のホームページでは有名な作品らしいのですが、果物ネタとしても結構良いと思います(「レッスルエンジェルス」辺りに比べると、かなり重めの展開ではありますが)。
この本には続編(というか同一世界観の別作品)である「竜の結晶(集英社ヤングユーコミックス)」というのがあるんですが、こちらは果物ネタではないようです(4巻までしか読んでませんが)。
その後、「ダンジョン」という短編(「パウダースノーの家(双葉社ジュールコミックス)」収録)を見つけました。幼い頃からの親友である二人の女性の間にある感情がテーマの話です。これがホントに果物か?といわれると難しい所ですが・・・。
タイトル 堕姫 発売元 不可知/富士美出版
果物娘 綾野 お相手 高岡瀬里華
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ バスケ部の先輩後輩の間柄である瀬里華と綾野。瀬里華は新任教師・夢宮(♀)の良くない噂にすら拒否反応を示す程の潔癖症である。そんな二人に目を付けた夢宮は、まず瀬里華を狙って・・・。
不可知(よしともならず)の初?単行本です。最近では珍しい過半数が果物ネタの成人コミックで、果物日照り状態の現状ではとても有難い作品でしょう(両性具有ネタが一本ありますが、無視しましょう)。個人的には同時収録の「暗闇の輪舞」の方が好みですが。
恐らくこれより前の単行本と思われる「D.A.(富士美出版)」を入手しました。全9作中3作と、これも比較的果物度の高い短編集といえましょう(「暗闇の輪舞」の前日譚も載っていますし)。でもなんかフランス書院のコミック文庫で見かけた話のよーな・・・。
タイトル ふしぎ遊戯 発売元 渡瀬悠宇/小学館フラワーコミックス
果物娘 本郷唯 お相手 夕城美朱
最大風速 好きだと自覚(最初は無意識) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 「四神天地書」によって異世界に召喚された美朱と唯。美朱は、その地で運命の男性・鬼宿と出会い、朱雀国の巫女となった。だが唯は、彼女への嫉妬から敵対する青龍国の巫女となり、美朱を執拗に狙うのである。
渡瀬悠宇が週刊(?)少女コミックに連載した異世界召喚モノです。地味ながらTVアニメ化もされたので知名度も比較的高いでしょう。普通に読むとあまり果物ではないのですが、唯が敵対した理由が「美朱が唯から鬼宿を奪った」からではなく、実は「鬼宿が唯から美朱を奪った」為だったという事に気づくと、一気に果物モノとしての評価があがります(端々にそういった意味の台詞も出てきますし)。ただ、第二部(14巻以降)は蛇足のよーな・・・。
タイトル すき すき 大好き 発売元 完顔阿骨打/富士美出版
(単行本「嘆きの健康優良児1」に収録)
果物娘 まき お相手 遼子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 空想少女・まきと現実娘・遼子は登校中、いつも口論している。今日も今日とて「妖精はいる、いない」で揉めていたのだが、遼子の不用意な一言はまきを泣かせてしまう。
完顔阿骨打の代表作「嘆きの健康優良児」に併録された短編です。表題作も果物といえば果物なんですが、主人公がノーマルなんで、こちらを優先してみました。端的に言えば女子校モノです。
99年5月の新刊「PINKYTRICK(富士美出版)」も読んでみました。うーむ、両性具有ネタですね。同時収録された「転身ゴージャスナースリィ」は果物なんで、無視できる方は読んでもいいかも知れませんが(でも、これも人造○○○を装着しちゃうんだよな)。
「めがねっ娘倶楽部(ヒット出版社セラフィンコミックス)」という新刊が出ました。両性具有が出て来たりしてどうにも・・・な話ですが、「幼型成熟LADY」という前後編はオチが果物です(というか、同級生なのに少女愛嗜好?ってな話ですが)。まぁどっちかっていうと「名探偵コナン」の灰原が描きたかっただけじゃねぇか?という気もしますが・・・。
发表于 2007-4-30 21:27 | 显示全部楼层
这些东西还有配图
我就不贴上来了


秘密の花園
「女子校もの」「特殊な職場などのオールガールもの」などの作品を集めてみました


--------------------------------------------------------------------------------
タイトル フレンズオアラバーズ 発売元 藍川さとる/新書館ウィングスコミックス
(単行本「晴天なり。」に収録)
果物娘 安西真理亜 お相手 金守琴子
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 真理亜の理想の恋人は「小柄で色白サラサラストレートヘアで目は二重で黒目がちの和風美少女!」。男兄弟に混ざって遊んでいた事もあり、趣味も嗜好も男の子になってしまっている上、友達付き合いもした事ないので女なのに女性に免疫がないと来ている。そんな彼女が勘違いで女子校に入学、そこで理想の彼女を見つけてしまったのだが・・・。
RURさんから教えて頂いた物件です(どうもです。現在鋭意読破中です。まとめて買ったら未読処理が・・・)。連載誌がウィングスと言う事でかなりやさい色豊かな作品集ですが、この話は果物といって良いでしょう(次の「透明の日」も果物くさいけど)。「男として育てられたので恋愛対象が女の子な女の子」というのはパターンの一つといって良いかも知れません(「うる星やつら」の竜之介とかが典型ですな)。
タイトル まっどエンジェル 発売元 飛鳥弓樹/秋田書店少年チャンピオンコミックス
果物娘 百合園みお お相手 剣亜美
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 警視庁特例機動隊の名物コンビ・亜美とみお。抜群の行動力と怪力、更には壊滅的な記憶力のなさから同僚にすら恐怖を抱かせる最強タッグである。まさに無敵、といいたい所だが、亜美には無闇に惚れっぽいうえに徹底的に男運がないという弱みがあり、みおはみおで亜美に邪な愛情を抱いているという問題を抱え込んでいたのだ。
飛鳥弓樹が月刊少年チャンピオンに連載した婦警コンビものです(私はこれがデビュー作だと思ってたんですが、実は別ペンネーム時代を含めると10年選手だったみたいです)。「逮捕しちゃうぞ」の連載開始はこれのおよそ4年前になりますが、多くは語らない事としましょう(「烈火の炎」よりはマシだし)。少年誌では良くあるお色気路線の作品なんで、ストーリーについてどうこう言っても仕方ないのですが、一つ特徴を挙げるとすれば「この恋が成就してしまう!」という点に尽きるでしょう。1巻から登場していた暴走族のリーダーに婚約者がいる事が発覚、彼に懸想していた亜美は放心状態に陥ってしまいます。そんな彼女をひたすら心配し続けるまお。そして、ようやく立ち直った亜美は遂にまおの気持ちを(半ばヤケクソ気味ですが)受け入れてしまうのでした。これが最終話一歩手前のヒキで、最後の展開を期待させたのですが、最終回は全く関係のない話になってしまって非常に残念です(とはいえ、実は4巻で最後までいっちゃってるんですが(笑))。同作者ではこの連載の後に始まった「ルチャDOLL舞(秋田書店少年チャンピオンコミックス)」も似たような話ですが、果物度は大幅に低下致しました(主人公は親子だし。脇キャラに何人か果物娘が混ざってますが)。
タイトル 堕ちていくためへの序曲 発売元 あきふじさとし/フランス書院Xコミックス
(単行本「そして目覚めのはじまり」に収録)
果物娘 宮内かえで お相手 三重野玲子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 通学中、痴漢に遭遇した玲子。居合わせたかえでに助けられるが、その忌まわしい記憶が頭から離れず、泣き崩れてしまう。そこでかえでは・・・。
表題作「そして目覚めのはじまり」の番外編にあたります。これも一応果物ネタなんですが、主人公が両性具有の為、今回は外しました。同じ本に収録されているので、そちらに抵抗の無い方には併読をお奨めします。同作者モノでは「VOICE(あの娘はランダムBOX/フランス書院Xコミックス収録)」「放課後狂想曲(フランス書院Xコミックス)」「盗撮もっとイカせて(エターナリィ/富士美出版)」といった短編が果物ネタです。
99年6月、久々の新刊「聖夜(フランス書院Xコミックス)」が出ました。例によって両性具有ネタ爆発状態でお薦めしづらいのですが、「Dear」という2連作は結構良いかもしれませぬ(高校生の果物カップルが大学受験で離ればなれになってしまう話。オチはハッピーエンドですが)。
タイトル ないしょのB.F. 発売元 いがらしゆう/松文社別冊エースファイブコミックス
(単行本「秘密のアマリリスCLUB」に収録)
果物娘 誠(セイ) お相手 赤塚エツコ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ ラブレターをきっかけに「誠」と付き合うことになったエツコ。いつも帽子にサングラスの誠の姿に少し疑問のエツコだったが、帽子を取ってみると長い黒髪が・・・。
長年ハーフリータの表紙を務めたいがらしゆうによる連作。なんとか誠をノーマルの道に戻そうとするエツコ達ですが、かえって深みにはまっていくよーな気も(笑)。同作者の作品では短編集「恋愛コンサルタント(メディアックス)」に3作、「続恋愛コンサルタント(茜書房にんじんコミックス)」にも3作、果物ネタが載ってます、が、なんか一部重複があるよーな・・・。
タイトル 無敵のビーナス第二部 発売元 池田恵/学研ノーラコミックス
果物娘 朝比奈さえ お相手 斎藤光
最大風速 (寝ている所を)後ろから抱きすくめる 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 正体を隠して甲子園のマウンドに立ってから一年。朝香女子高のエース・斎藤光も2年に進級した。高野連も女子選手出場を許諾、彼女を慕って多くの一年生が入部してきた。だが、そんな中に、光に怪しい視線を送る美少女・朝比奈さえの姿もあったのである。
池田恵がコミックノーラ廃刊(悲)まで連載を続けた、長編女子野球漫画です。ラブコメ度を高める為に追加された要素なのでしょう、この果物娘は。ただ、話としての完成度は第一部の方が高かったよーな・・・。現在は筆を折ってしまったようですが、復帰を期待したい方の一人であります(「ブラマリ」は面白かったです・・・ここでやるネタではありませんが)。
タイトル はじめてのきもち 発売元 宇佐美渉/コアマガジンホットミルクコミックス
(単行本「少女通信」に収録)
果物娘 姓名不祥 お相手 みか
最大風速 裸を見てドキドキ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 身体測定の最中、裸のみかと目があった途端、何故だかドキドキしてしまって・・・。
宇佐美渉の初単行本「少女通信」の巻頭に書き下ろされた僅かカラー3ページの作品です。思いっきりロリの上、ストーリーも何もありませんが、こういうのもアリだと思います。なお、同作品集にはあと一篇「花咲く乙女」という話(男に振られた勢いで先輩(♀)に告白したら彼女は真性だったという話)が収録されています。
タイトル レッスルエンジェルス 発売元 江口賢一/徳間書店少年キャプテンコミックスSp
果物娘 小川ひかる お相手 吉田龍子
最大風速 腕にしがみつく 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 弱小団体WARSに所属する龍子は、壊し屋(勝ちに固執して相手レスラーを潰してしまう)の異名をとるラフファイターだ。団体内でも孤立を強める彼女に、付き人兼タッグパートナーのひかるは不安を隠せないのだが・・・。
グレイトという18禁パソコンゲームメーカーが一般向けに発売した「レッスルエンジェルス」というゲームを元にしたコミック版です。この方面では結構評判のいい漫画だったんですが、実際果物モノとしてみてもイケる(特に上に挙げた第3話あたりは)と思われるので入れてみました。
タイトル CuteBeeBabies 発売元 央己あゆり/秋田書店きらら16コミックス
果物娘 吉田みかり お相手 速水紀奈
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 私立三ツ橋高校は元男子校で、女性密度が極端に低い。そんな中に突如、二人の転校生がやってくる。男の子みたいなみかりと、長身ナイスバディの紀奈の凸凹コンビはたちまちにして学内のアイドル的存在に祭り上げられるのだが、特にみかりはお気に召さない様子。人付き合いが下手というのもあるが、それよりも彼女達は「ある目的」を持って転校してきた為、余り目立ちたくなかったのだ。それは何かというと・・・。
こちらもRURさん紹介の物件です(毎度どうもです)。央己あゆりがきらら16(「きららせーず」と読みますが、これも99年4月に休刊、遂に秋田書店の少女誌はプリンセスとミステリーボニータだけになってしまったようです)に連載した学園アクションです。この二人、レズだと指摘されると「気持ち悪い!」と否定しまくっているのですが、ではコレは一体どういう関係なんでしょうか(本人達は強い友情なんだと勘違いしているのではないかと思われますが)?彼女達以外はナルシーかホモ予備軍しか出ないというかなりキツい作品ですが、本線の果物度はかなり高いといえましょう(連載誌を考えれば仕方ないかも知れませんし)。
で、ここまで書いといてナンですが・・・紀奈は男(あるいは両性具有)なんじゃないかという一抹の不安が拭えないでいます。最大の問題は「スカートの中身を見せられた男子生徒が固まってしまう」という描写(1巻や2巻に登場)にある訳ですが、まぁこれは、果物ネタが読者の反発を食った時に「実は男だった」ネタで回避する為の未使用伏線だと思われます。読者の声(1巻末)にもあるとおり、「顔に似合わぬトンでもない下着を身に付けている」という説で読むのが精神衛生上無難ではないかと。
タイトル SanitationCommittee 発売元 オーヤ舞/久保書店ワールドコミックスSp
(単行本「好校シンドローム」収録)
果物娘 大和(名前不明) お相手 名前不明
最大風速 気を失っている所を悪戯 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 校医の先生(♂)は保険委員の大和に持論を展開する。「医師と患者の間には信頼関係が必要で、その為にはスキンシップが一番の早道だ。その関係が保険委員と学生の間にも必要なのだ」と。そんな折、女生徒が体調の相談の為、保健室にやってきた。彼は大和に「信頼関係の確立の実践」を要求して・・・。
当初はパラレルクリエーション(ゆうきまさみやとりみきがいた創作集団)にいたような気もする、オーヤ舞の短編集です。実は私が初めて買ったこの手の本でして(笑)、妙に思い入れがあったりしますが、内容的にはそうでもありません。この本のメインである「D」のシリーズも果物といえば果物なんですが、相手が「愛した男の妹」という事と、主人公が人間じゃない事を考慮してハズしてみました。同作者の作品としては「闇の薔薇戦士(久保書店ワールドコミックスSp)」もそういう要素を持ってます(三角関係の頂点(♂)が欠けてしまったが為に、憎み合えずに愛し合ってしまった姫君と女騎士のお話。これを果物というかどうかは判りませんが・・・)。
タイトル 花咲きKomachiGirls 発売元 奥谷かひろ/学研ノーラコミックスDx
果物娘 秋山星子 お相手 夏川桜子
最大風速 腕にしがみつく 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 主人公(?)・梅子の妹、中学生の星子は果物娘。現在のターゲットは姉の親友で女性らしからぬ膂力を誇る桜子である。友人の妹という立場をフル活用してアタックする星子だが・・・。
あかほりさとるの実妹・奥谷かひろがコミックぽっけ(既に休刊)に連載した、(マニーな)学園モノ漫画です。どちらかというとショタネタの多い漫画でしたが、一応果物キャラが混ざってるんで入れてみました。「攻め」だの「受け」だの「総受け」だの、コチラ方面の用語の解説もあるので、初心者にはお奨めです、が、コチラにハマっても当方は関知致しませぬ。
タイトル 石のハートのアクトレス 発売元 葛西伸哉/サークル出版文庫
果物娘 桔梗野聡美 お相手 一子(アンドロイド)
最大風速 唇にキス 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 女子校で演劇部に所属する聡美。聡美の親戚・寒沢博士が製作した女性型試作アンドロイド・一子が彼女達演劇部に預けられたのは、彼女に感情というものを教育する為だった。徐々に仲間に溶け込んで行く一子だが、彼女には数ヶ月後にデータ取得の為解体されるという運命が待っていた・・・。
富士見ファンタジアでデビューした葛西伸哉が、サークル文庫に書き下ろした学園モノ小説です。カバーでは主人公の名前が聡子になってますがウソです(笑)。一子はアンドロイドなので果物と言い切れないのですが、とりあえず入れてみました。続刊は何故か別の出版社から出てます(「青の時代のスタンドイン(ノアール出版ノベルス)」)。
久々の新刊「エシィール黄金記(アスペクトファミ通文庫)」が出たのですが、果物ネタは皆無です(亡国の王子のお家再興モノですから。ただちょっと捻りが効いてますが)。うーむ、「石ハ」の3巻は「女子校でバレンタインねただ!」ってな話だったんで凄い期待してたんですが・・・。
タイトル りんご畑の樹の下で 発売元 香山暁子/集英社コバルト文庫
果物娘 千恵 お相手 操
最大風速 駆け落ち未遂 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 田舎の女子校・川島女子に通う千恵達は、隣接校のお嬢・沙都子の挑発に乗って「お茶会」を開く事になってしまった。西洋式のティーの作法はおろか、そもそも紅茶を知らない千恵達は初手から苦戦を強いられるが、唯一そういう情報を持っていると思われる東京からの転校生・操は気乗りのしない様子。(男性関係すら噂されるほど)奔放な操は周囲からも浮いていたが、千恵は何故か気に掛かって仕方がない。そんなある日、東京から操を迎えに来たという男がやって来て・・・。
香山暁子の実質的なデビュー作、コバルトノベル大賞受賞作です。三本の短編から成っていますが、果物なのは表題作のみです(いや、3本目の「雨の日はブラームスを」も傍目から見れば確かに果物なんですが・・・)。戦前の日本を舞台にした割には主人公達に(男尊女卑的な)暗さはありませんが、「はいからさんが通る」の例もあるので、フィクションとしてはいいのでしょう(操の境遇に若干そういう方向性はありますが)。実は果物度としては主人公の千恵よりライバルの沙都子の方が高いです。が、どうもこういうタカビー系は苦手なんで外してみました。果物作品としてはメジャーなのでしょうか、複数の同種のページで取り上げられておりますが、コバルトはサイクルが早い(月に8~10点も新刊出してれば、絶版も早いに決まっているのですが)ので既に絶版していると思われます。保護はお早目に。
タイトル 笑う大天使 発売元 川原泉/白泉社花とゆめコミックス
果物娘 沈丁花(愛称) お相手 斎木和音
最大風速 髪を撫でられる 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ ここは良妻賢母を目指す少女達の花園・聖ミカエル学院。高等部に上がったばかりの少女は、(黙っていれば)男装の麗人・2年生の和音に憧れを抱いていた。その後きっかけがあって、(その髪型と、ポーの一族と似たシチュエーションで出会った事から)和音達に「沈丁花」と呼んでもらえるようになった彼女だったが、ある日、和音の目前で誘拐されてしまう。
遅筆の少女漫画家・川原泉の描く女子校コメディです。果物という訳ではないのですが、この分野では確実に押さえるべき作品だと思われるので入れておきます。川原作品にしばしば登場するこの聖ミカエル学園、主役を張る連中は皆変人(ソフトボール部すらないのに昼休みに硬球で投球練習する二人組とか、趣味は海釣りの女子高生とか)ですが、他の生徒は皆お嬢様なんでご心配なく。
タイトル ガールミーツガール 発売元 川本貴裕/白泉社ジェッツコミックス
(単行本「ニュートラル」1巻に収録)
果物娘 由依 お相手 かずき
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 大学生のかずきはアルバイトで幼馴染みの由依の家庭教師についていた。昔から慕われてはいたものの、最近は何だか方向性が変わってしまい、ストーカーまがいの行為にまで出る由依にイラついて、彼女はとうとう家庭教師をやめると言ってしまった。
ヤングアニマルに掲載された川本貴裕の短編です。連載となった表題作も果物的要素のある話なんですが、何分にも両性具有ネタなものでして・・・。
タイトル 夜の燈火と日向のにおい 発売元 鬼魔あづさ/少年画報社ヤングキングコミックス
果物娘 由美 お相手 都
最大風速 一緒にお風呂 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 雨の降る夜、由美の親友(というよりも被保護者)の都が家出して彼女の家にやってきた。些細な事で母親と喧嘩したらしい。そこでしばらく家で預かる事にした由美だが・・・。
鬼魔あづさの一般誌での初連載作品。由美と都の話は完全に脇道なんですが、妙に回数が多いです(ちなみに登場は2巻から。上のエピソードは2巻8話)。「一般誌初」という事で、他の単行本は全て成年コミックな訳ですが、果物ネタは案外少なくて商業誌では「夕暮れにさんぽ(コアマガジンホットミルクコミックス)」にちらほら見られる位でしょうか。
99年5月に3巻が発売されました。3話・9話・10話が由美メインの話、当然のように果物です。最初は「私と都の関係はそんなんじゃない」と言ってたような気がするんですが、もはや誰にも止められない状況に陥っているよーな(特に、クリスマスを二人+αで過ごす3話は・・・)。
タイトル 制服の処女 発売元 クリスタ・ウィンスローエ/角川文庫
果物娘 マヌエラ・フォン・マインハルディス お相手 エリザベート・フォン・ベルンブルク
最大風速 額にキス? 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 美しい少女・マヌエラは周囲の無理解によって、望まぬ修道院生活を送っている。厳格に過ぎる生活の中、彼女の支えとなったのは、美貌の修道女・ベルンブルク先生の存在であった。彼女にひたむきな愛をぶつけるマヌエラだが、ベルンブルクは彼女への強い愛情を秘めながらも、古い道徳観に邪魔されてそれを受け入れる事ができない。そして、一線を越えぬままに周囲に知られてしまった二人の感情は、修道院という厳格かつ閉鎖された空間の中で忌避され、悲劇を招いてしまう・・・。
レズビアニズム映画に関する文章を読んでいるとほぼ100%最初に出てくるのが、戦前のドイツ映画「制服の処女」ですが、これはその原作版です。厳格な修道院・美しい女教師・秘めた愛情と、もはや三題噺状態のプロットですが、流石元祖の風格と言うか何と言うか・・・。戦前・戦後に2度作られたという映画は未見なのですが、解説によるとどうやら後半の修道院生活部分のみで映画化されたようです(前半はマヌエラが幸福過ぎて、女に走る気配など微塵も感じさせませんが)。殆ど収容所じみた修道院の設定と、報われ無さ過ぎるラストの暗さが個人的評価を盛大に落としていますが、描写的にはかなりキています(あまりの暗さに、戦後のリメイク版ではラストをハッピーエンドに変更したそうで、そっちを見てみたいような気もします。しかし、どこをどう変えればハッピーエンドになるのだろう?)。「花物語」と並ぶ、果物小説の古典といってよい作品なんで、興味のある方は古本屋で探してください(角川文庫では「赤毛のアン」などと同じ、赤いチェックの装丁で出ていると思われます)。
関連の記事が出てきた(「ラヴェンダースクリーン(白夜書房)」)んで、こちらの方から関係する事を2・3付け加えます。戦前の映画版には「飛び降りようとしたマヌエラをクラスメートが押し留めてエンド」と「飛び降りたマヌエラが死んでエンド」の2種類があるそうです。これは同性愛を社会不適合者として放逐していたナチスによって改変させられた為(よって不適合者のマヌエラは死ななければならなくなった)ですが、最近放送されるのはどちらのバージョンなんでしょう?(ちなみにこの映画の関係者は不穏分子としてナチスから弾圧され、殆どが亡命するか殺害されたそうです・・・)。
戦後版は1958年に西ドイツで製作されました。私は外国俳優に全然詳しくないんでアレなんですが、一応キャストと監督を・・・。
(監督)ゲザ・ラドヴァンニ
(主演)リリー・パーマー、ロミー・シュナイダー、クリスティーネ・カウフマン他
この版は「アメリカで地味な扱いを受けた為」日本ではあまり公開されていないそうです(実は戦前版もアメリカでは受け入れられ難かったようで、いわゆる問題作の扱いを受けているそうですが)。
タイトル 麗人な女性 発売元 小林拓巳/宙出版ミストエメラルドコミックス
果物娘 中野絵里子 お相手 いづみ
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 会社の同僚、絵里子といづみは恋人未満の関係。女子校生活で男性に免疫のない絵里子にとって、いづみは貴重な存在だ。だが、いづみが男性とも関係しているのを知って・・・。
あの「美粋」連載作品の単行本化が始まりました(大幅にコミック部門を縮小しつつある宙出版だけに一抹の不安があったのも事実ですが)。初回登場は小林拓巳とWAKO(WAKO作品はこちらで取り上げています)の二人ですが、絵的にはこちらを推したいと思います。絶世の美女・祐未を狂言回しとして、様々な女性の悩みを癒して行くという展開のこの話、何故この内容で成年指定されなかったのかが謎ではあります(昔からレディコミには甘いんだ、コレが)。
タイトル マリア様がみてる 発売元 今野緒雪/集英社コバルト文庫
果物娘 福沢祐巳 お相手 小笠原祥子
最大風速 前から抱きしめる 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ 一貫教育の女子校・私立リリアン学院に通う女子高生・祐巳。生徒会役員を構成する山百合会のメンバーの一人、紅薔薇様こと祥子に憧れている普通の少女だった祐巳だが、成り行きで彼女からの姉妹(学院に伝わる、学生同士の指導システムの一種)宣言を受けてしまう。当然申し出を受けると思われた祐巳だったのだが・・・。
このページには満を持して登場、関連各所で話題の(笑)、今野緒雪の超絶果物作品です。このレベルが業界標準になってくれると、筆者評価欄が不用になってこちらは楽なのですが。マイナス点は幾分ソフトな事と、一人余分なキャラが登場すること位でしたが、2巻ではこの部分はほぼ解消され(傷口を見せるシーンなどは爆裂モードですし)、隙のない完成度になっています。あと、ありがちな展開というのも問題と言えば問題ですが、この分野では今までそのありがちなシチュエーションすらも満足させる作品がなかった事を思えば・・・。ところで、ピアノ連弾といえば「エスカレーション」を思い出しますが、多少は影響があった、って事なんでしょうか?
第3巻「マリア様がみてる~いばらの森」が無事発売日に店頭に並びました。当ページでも発売日を告知してしまった為、出なかったらどうしようとか思ってましたが、ホッと一息です(小心者)。内容ですが・・・もう何も言う事はありません。特に後半、「白き花びら」といったらもう!(互いの髪を編む描写は、以前ヨーロッパの妖精譚で読んだ事があって、その時にも結構良いなーと思ったんですが)。あと、忘れてはならないのは、学院長と須加星さんの関係でしょう。往々にして卒業すると普通の男女関係に目覚めていってしまうという話が多いなか、この学校の姉妹関係が生涯に渡って継続し得る事を示している訳ですから(尾を引いているという表現もあり(笑))。
タイトル ひみつの階段 発売元 紺野キタ/偕成社ファンタジーコミックス
果物娘 竹井さん お相手 花田毬絵
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 中高一貫の女子校に編入してきた毬絵。慣れない寄宿舎生活で、他人との間に壁を作っていた彼女に、同級の竹井さんは周囲と溶け込むきっかけを与えてくれた。そして、その試みは成功するのだが、では何故そんな事をしたのか?「毬絵がお人形さんみたいで可愛かったから」・・・じ、じゃあ、もし毬絵が可愛くなかったら?「ほっとく」・・・さいですか。
紺野キタが今は亡き(あぁまた書かなければならんとは!)コミックファンタジーに連載した、少し不思議女子校モノです(偕成社はコミック事業から撤退したようなので、保護はお早目に)。少女誌の女子校モノという事で、ちょっと香りが漂う程度の果物度ですが、これも基本物件の一つと思われますので御一読の程を。
タイトル 明の明星女学院の初夏 発売元 坂井久仁江/集英社ヤングユーコミックス
(単行本「バッドコネクション」に収録)
果物娘 真貴子(苗字不明) お相手 木下一美
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 幼い頃の事故をきっかけに、真貴子は従妹の一美を溺愛している。一美もまた、彼女の行き過ぎた干渉に戸惑いつつも、何時の間にか彼女が居る生活を当たり前のようにして過ごして来たのだが、一美にハタ迷惑な愛情を寄せるクラスメイト・砂理亜に「歪んだ関係」と指摘されてしまう。そう、確かに彼女の存在は、(語学を勉強したい)真貴子の足枷になっていたのだ。そこで一美は・・・。
これまた各所で紹介されております、坂井久仁江の女子校モノ短編です(発表はどうやら月刊セブンティーンのようです。セブンティーンコミックスじゃなくて良かったかも)。彼女達に一美のクラスメート・浅川砂理亜を加えた果物三角関係が話の根幹な訳ですが、愛憎渦巻く(笑)果物ラブコメと申しましょうか?ちょっと絵的に合わなかったんで筆者評価が低めですが、内容的にはお奨め出来る作品です。ちなみに同時収録(というか、こちらがメイン)の表題作「バッドコネクション」の2話「SITUATION」も果物ネタといっていいかも知れません(オチは○○ですが)。
その後も同作者の作品を追い続けております。現在までの成果は「春のうららのマーキュリー(集英社ヤングユーコミックス)」と「ここは鳩の森なのさ(集英社セブンティーンコミックス)」といった所です。「はるのうららの~」は2浪中の受験生(♂)と口下手な美少女が、ノーテンキマイペース娘に引っ掻き回される話で、果物というより変則三角関係といった方が良いかも知れません。「ここは~」は病気療養で一歳年上の転校生と無気力な校風から浮きまくった闊達少女がコンビを組んで活動する話で、第二話「修学旅行に行ったのさ」で闊達娘が転校生に惚れてる事が明らかになります。最後にはそれぞれBF(らしき人)を作ってしまう話なんで、友情+α位の展開な訳ですが。ちなみに続編「フラスコラプソディ(集英社セブンティーンコミックス)」は果物度0なんで読まなくて大丈夫です。ところでRURさん、これ坂井久仁江のデビュー作じゃないんですけど該当作品ですか?もう1冊の「できそこないの赤毛のアン(集英社セブンティーンコミックス)」に収録されてるくさいんですけど(私信に使って申し訳ありませんが、これだけ入手失敗してしまったもので)。
その後、無事「出来そこないの赤毛のアン」も入手しました。表題作とデビュー作の2編は大体果物といって良いのではと思います(絵的には荒いですが)。
タイトル 上級生 発売元 咲香里/笠倉出版社カルトコミックス
(単行本「Sweet&Bitter」に収録)
果物娘 美沙 お相手 秋生
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 少しボーイッシュな秋生は女子校生。下級生の女の子にもてまくりだが、ノーマルの彼女にはちっとも嬉しくない。いつものようにお断りすべく、ラブレターに指示された教室に向かった彼女だが・・・。
咲香里の初期短編集に収録された4連作。女子校が舞台なんで男は出てきません。最終話で3年生の秋生は卒業する訳ですが、オチは・・・ここに書くのは反則なんで、気になる方は探して読んでみてください。
99年8月、単行本「春が、来た(講談社アッパーズKC)」の1巻が発売されました。ある事件が元で上京中の兄の元に転がり込んだ妹と、その原因となった「恋人」が同居するというラブコメ・・・にしてはちょっとストーカー入ってますが、そういった話です。「恋人」ってのが女の子なんで序盤の展開は果物なんですがね。どう考えても実らない話(1巻終盤で既に崩壊気味)なんで、嫌いな人は手を出さない方が無難かと。
タイトル NaturalTruth 発売元 佐野タカシ/フランス書院Xコミックス
(単行本「ミルキーストリームライナー」に収録)
果物娘 陣内玲生 お相手 徳真由菜
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 電車内で痴漢に会っていた気の弱い転校生・由菜を助けたのは、小柄な少女・玲生だった。彼女は泣いている由菜をなぐさめようとして・・・。
おなじみ「プリティタフ」の作者・佐野タカシが送る、甘々果物ラブコメです。なんだか単なる「プリティタフ」の焼き直しに見えなくもないですが(笑)余り気にしない方が豊かな生活が送れるでしょう。なお、佐野作品では前述の「プリティタフ(茜新社にんじんコミックス)」の他、一般作品の「イケてる二人(少年画報社ヤングキングコミックス)」にも果物ネタがありますが、油断しているとすぐにショタネタにひっかかるので注意が必要です。
99年4月の新刊で「うさぎちゃんでCue(少年画報社ヤングキングコミックス)」が発売されました。本線は果物ではない作品なんで期待度は低いですが、ちょっと果物ネタがあります。ケモノ属性がある方はどうぞ(しかも今回ショタネタなかったし(笑))。
タイトル 天使達の午後II 発売元 SABE/白夜書房
果物娘 柏木美奈子 お相手 柳沢梢
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 母との死別と父の再婚がきっかけで、男性不信気味の高校生・美奈子。親友兼恋人の杏子の事は好きだけど、憧れの梢先輩も気になる存在だったりして。
10年以上前、JASTから発売されたパソコンゲーム「天使達の午後II」のコミカライズ版ですが、絵は全然違います(笑)。まだ黎明期だった美少女ゲーム(この言葉が生まれた前後ぐらいですか)の中では珍しい女主人公モノだったんですが、漫画版は更に甘々になっています。一部男が出てくるので全然駄目な方は避けた方がいいかも(それよりも今手に入るのか?)。
タイトル あなたとスキャンダル 発売元 椎名あゆみ/集英社りぼんマスコットコミックス
果物娘 高崎友香 お相手 結城芹香
最大風速 好きだと告白 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 友香の初恋の人は、電車で出会った美少年・芹香。幼馴染みのつてでようやく対面出来たものの、実は彼は女の子で・・・。
最後に男に走る典型のような話で、途中で読むのを止めちゃった方もいるかも知れませんが、実は最終話(5巻)で芹香の爆弾発言が!遅い、遅いよ、芹香さん。という訳で少し果物度高めに見積もってみました。
タイトル 正しい台風の起こし方 発売元 清水文化/富士見書房ファンタジア文庫
果物娘 キャサリン・レヴィアタン(気象精霊) お相手 ミリィ・オレアノ・ヤクモ(気象精霊)
最大風速 何かとちょっかいをかける 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 気象精霊(=気象を自由に操る大気の精)のコンビ・ミリィとユメミは誤って大型化してしまった自然現象を管理するのがお仕事。今回も、災害担当・・・というより単なる騒動屋といった方かもいいかも知れないキャサリン先輩の引き起こしたはた迷惑な巨大台風を食い止めるべく、勇気と根性と酒の勢いで立ち向かいます。
「気象精霊記」シリーズの第一弾です(2巻も予告には並んだんですがまだ出てない模様です)。果物モノというよりは女子校モノなんですが、参考までに挙げておきます。キャサリンのミリィに対する感情というのは、果物というより、「好きな子はからかいたくなる」程度のような気がしますし。
99年6月、第2巻「爆弾気分の低気圧(富士見ファンタジア文庫)」がようやく登場しました。折角の男性不在の世界観だったというのに、ヤロー共が登場して暗雲が垂れ込めてまいりました(笑)。ちょっと果物的に美味しめのキャラとして、ミリィの後輩・ランティが登場してきましたが、今後はどうするつもりなんでしょう。・・・いや、その前に「3巻は出るのか?」という心配の方が先に来そうですが。
タイトル SSS 発売元 たくま朋正/メディアックス
(単行本「サイコデリシャス」に収録)
果物娘 早川さん お相手 水名瀬先輩
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 憧れの水名瀬先輩と少しでも一緒に居たくて、水泳部に入部した早川。思いつめて部室で彼女の事を思いながらイケナイ事をしていると、突然先輩が入ってきて・・・。
同人系の作家・たくま朋正の初商業単行本です。一応共学校の筈なんですが、ストーリー展開は完全に女子校モノです(2話で男が出てきますが、絡みはありません。出てくるだけです)。
タイトル パイナップルみたい 発売元 竹本泉/講談社なかよしKC
果物娘 かおり お相手 岡野先輩
最大風速 前から抱き合う 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ オクテのかおりの初恋の人は生物部の先輩・広瀬さん(♂)。でも彼は同級の岡野さんに片思い。いきなり失恋のかおりだが、その岡野さんと二人きりで遭難してしまい・・・。
アップルミステリー(休刊)で浮き、コミックビームで浮き、ドリームキャストマガジンで浮き、と、最近は芸風と掲載誌がミスマッチしっ放しの謎の少女漫画家・竹本泉の初期作品の一つです(この作家について語りだすとこのページが一杯になってしまうので別の機会に回すとしますが)。「パイナップル」で果物娘というと伊藤れいこがいるんですが、彼女は後にノーマルになってしまうので主人公を挙げました(彼女も果物って訳じゃないんですがね。頻繁に抱き合うんで)。なお、竹本作品といえば、「ゆみみみっくす」もそうですが、その他にもそこかしこに果物ネタが登場します。「さよりなパラレル(竹書房バンブーコミックスΓ)」の1巻とか、「地面が大好き(「せーふくもの(宙出版ミッシィコミックスDx)」収録」)とか「女同士でお見合いしてしまう話(「てきぱきワーキンラブ(アスペクトコミックス。但し現在はコミックス未収録)」)」とか・・・。
その他では一部ではとても有名な「青春メモワールシリーズ」なんてのにもちょっと果物的な話が出てます。アップルミステリーに掲載された短編「ちょこちょこへぶん」も少しアレかなと思わんでもありませんが・・・。ちなみに両方とも今読もうとするとエライ目に会うので、竹本ファン以外は避けた方が無難でしょう(両方とも単行本未収」)。
そういえば最近発表された短編(「きらきらガールも14(ペットショップオブホラーズ2号/ぶんか社に収録)」)にも、「女の子のほおに頬擦りするのが好きな女の子」という、ややこしい娘が登場してます。別に果物って訳じゃないんですが(本人いわく「女の子のほっぺたは柔らかくて気持ちいいから」だそうな)。竹本氏が果物ネタで一線を越えないのは、アシスタントがみんな女性って事と、そもそも一歩進んだ恋愛というモノを描く気がない(男女関係でも)からだと思いまする。描けば売れると思うんですがね、今よりも(一ファンとしてはやって欲しくない気もしますが)。
前述の「女同士でお見合いする話」は「てきぱきワーキンラブ」の4巻に無事収録されました。
さて、最近の竹本氏で果物といえば、これをはずす訳にもいかないでしょう。そうです、「トランジスタなヴィーナス」です。この、女のコにキスするのを趣味とする女スパイの話、現在の所単行本に収録されていませんが、何か吹っ切れた(と同時に、何か大切なものを失った感もある(笑))竹本氏の今後を占う意味でも重要な作品となりそうです(このまま18禁美少女誌に流れたりしないだろーな・・・)。
タイトル 恋は一秒。 発売元 津田雅美/白泉社花とゆめコミックス
(単行本「ブスと姫君」に収録)
果物娘 松苗ことり お相手 真崎志穂
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 高校に入学して合唱部に入部したことりの憧れの人は、3年生の志穂。共学校なのになんでまたという気もしないでもないが、実際オットコマエの彼女は、後輩には異常な程の人気を保っているのだ。だが、そんな志穂が恋をした名前も知らない男は、実はことりの・・・。
これまたWeb上で紹介されていた物件です(すいません、情報元が良く判らなくなってしまいました。多分鹿の助さんの所だと思うんですが・・・)。「彼氏彼女の事情(白泉社花とゆめコミックス)」でお馴染みの津田雅美が月刊LaLaに発表した4連作のうちの1篇です(最初読んだときは舞台が女子校かと思ったんですが、なんか違うみたい)。志穂に果物ッ気はありませんが、素で女たらしというのは犯罪かも知れませぬ(わー、ファリスみたい)。果物度は低いですが絵的な完成度も高いので、読んで損はないと思います。
タイトル 先輩・・・ 発売元 鉄観音千夜/海王社
(単行本「カーミラザサディスティック」に収録)
果物娘 春菜 お相手 翔子
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 憧れの先輩・翔子が、突然ばっさりと髪をショートにしてしまった。心ここにあらずという様子の彼女に誘われるまま、彼女の自宅を訪ねた春菜は・・・。
和泉屋さんの所の伝言板でGARYUさんから奨められた、短編集「正しいかもしれない男女交際のあり方(海王社)」が割と良い感じでしたので(GARYUさん、有難う御座います)、同作者の別作品も集めた結果がこの作品です。表題作も敵役が果物といえば果物ですが、どちらかといえば両刀なんでこちらの短編を挙げておきます。弱い部分を見せた憧れの先輩に母性本能をくすぐられて、一線を越えてしまうストーリーはここでも何作か挙げてますが(そういえば「マリア様がみてる」もこれの一種だな)、タチネコ系よりも、こういった相互依存度の高い関係の方が私は好きだったりします。
その後、彼女の作品を追っていった訳ですが、初期短編集「あぶないバレンタイン(フランス書院Xコミックス)」や「勇気を出してはじめての・・・(海王社)」にも果物ネタが何篇か収録されています(もう一冊「よりぬきちやちゃん(海王社)」という単行本がありますが、アレはどちらかというとエッセイ集ですんで気を付けましょう(何に?))。
タイトル 素敵になりたい 発売元 DONKEY/桜桃書房オークランドコミックス
(単行本「ぽわぽわにゃんにゃん」に収録)
果物娘 高嶋麻美 お相手 喜多川優
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆☆☆
あらすじ 麻美の従姉・優が両親の海外赴任を転機に我が家に住む事になった。憧れの存在だった優との生活を喜ぶ麻美だが、優の彼氏の存在を知って動揺してしまう。
一水社の果物アンソロジーLoveゆり組に掲載された作品です。この他「お風呂でね」「どきどきメモリアル」(共に一水社)にも前出誌掲載分が収録されている為、同氏の果物ネタは一水社発行分に集中している印象が強いです。全般的に果物度は高いのですが、女装ネタの多い作家でもありますのでくれぐれも気をつけましょう(何を?)。
タイトル 瞳いっぱいのスナオ 発売元 長谷部百合/小学館フラワーコミックス
果物娘 佐竹由宇子 お相手 相原砂緒
最大風速 (プールサイドで服を着たまま)泣きながら抱き合う 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 控えめな由宇子と、活発な砂緒は大親友。二人の「子猫がじゃれ合うような関係」は高校に進学してもずっと続いていた。だが、由宇子の両親の離婚、そして同級生の日浦(♂)を巡る三角関係と、二人の間には微妙な影が落ちてきて・・・。
短編集「瞳いっぱいのスナオ」の表題作です(「百合のリリーズコレクション1」なる副題が付いてますが、この百合は単なる作者名です(笑))。基本は「同じ男を好きになってしまう」ネタで、二人の関係もちょっと友情越えた位かな?という気もしますが(砂緒にはちゃんと男も出来るし。でも由宇子はちょっと果物入ってるかな?)、ラストの友情を確かめ合うシーンが良かったんでいれておきます。同短編集では「晴れのちバニーボーイ」にも女の子同士のキスシーンがあります。
タイトル 4月は銀の王国 発売元 榛野なな恵/集英社セブンティーンコミックス
(単行本「あした、船にのって・・・」収録)
果物娘 建部映子 お相手 折口憬
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 世間体ばかり気にする両親への反発から、少し反抗期気味な少女・映子。体面だけで入学させられた私立の女子校でも、周囲の雰囲気に違和感を感じていた彼女の前に、転校生・憬が現れる。憬が周囲と溶け込む気がないこともあって、接点のないまま過ごしていた二人だが、偶然、音楽的志向が同じ事を知った事から急速に親しくなっていく。
実は私「PapaToldMe」は読んだ事無かったりしますが(笑)、とにもかくにも榛野なな恵の短編集「あした、船にのって・・・」に収録された作品です。果物というには随分と弱めですが、女子校モノですし、「単純ではない」女の友情という事で入れてみました。興味のある方には一読をお勧めしますが、なにしろセブンティーンコミックスは既に存在しませんので、古本屋をあたってみてください(何処かの復刻本に再収録されてるかも)。RURさんの情報によると、同作者は今でもタマに果物傾向のある作品を残しているそうなんで、ちょっと個人的にも調べてみたいと思ってます。
タイトル Dr.みまん 発売元 服部みゆき/白泉社ノベルス
果物娘 九条菜穂子 お相手 白科みまん
最大風速 前から抱きつく 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 医師である父の影響で、無資格なれど医療行為に関しては抜群な才能を見せる女子高校生・みまん。ある日、クラブ活動中に心臓発作を起こした後輩・菜穂子を助けたのだが、それ以来彼女は、命の恩人・みまんに何かとまとわりついている。美少女に慕われて悪い気はしないみまんだが、故意か偶然か、背は菜穂子の方が高いのに、必ずみまんの悩みの種・年不相応に大きな胸を狙って抱き着いてくる癖は何とかして欲しいと思っていたりして。
服部みゆきがノベルス用に書き下ろした(もしかすると花丸連載分かも・・・)、少女探偵モノです(何故私がこの本を買ったかはイラストレイターを見れば一目瞭然ですが(笑))。菜穂子はみまんに心底惚れこんでますけど、実兄とみまんをくっつけようとしているだけで、全然果物ではないんですが描写がナニなのでとりあえず入れてみました(なお、菜穂子がみまんの胸が好きなのは、自分の小さな胸へのコンプレックスと、母を早くに亡くした事が原因のようです)。
タイトル 時給戦士スマイルバン 発売元 爬沼庵/久保書店ワールドコミックスSp
果物娘 矢島絵里 お相手 真堂寺舞
最大風速 後ろから抱きつく 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 日本マクロナルドの平和を守る時給戦士・スマイルバンこと真堂寺舞。表の姿は十条店の接客クルーである。彼女が初めてトレーニング担当を務めたアルバイト・絵里は、彼女にほのかな思いを秘めていて・・・。
このペンネームは既に捨てた(はずなのに、フィギュア/プラモ系の雑誌では何故か良く見かける)爬沼庵が、今は亡き(こんなんばっかですが)レモンピープルに連載した長編パロディギャグです。当初設定では敵方のサンディーヌ将軍(♀)には二人の愛人(♀)がいたりして、もっと果物な展開になるのではないかと思われたのですが、上に挙げた二人の関係も含めてなぁなぁになってしまった感があります(絵里ちゃん○○だし)。
タイトル 学園情報部MARIA 発売元 早坂律子/徳間書店パステルシリーズ
果物娘 紫上院織江 お相手 九条あづみ
最大風速 唇にキス 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 国内各校の犯罪を秘密裏に処理する非公式組織・学園情報部。中国拳法の使い手・あづみもまた、この組織のエージェントの一人だ。ある日中華街を訪れていたあづみは、チンピラに囲まれている美少女を救い出した。お互いに名乗りもせずに別れたのだが、調査の為、男装して潜入した琳凰高校でいきなり二人は鉢合わせしてしまう。彼女・織江は琳凰の生徒だったのだ。正体を暴露されるのを恐れたあづみだが、実は織江は彼女を男と勘違いして一目惚れしていて・・・。
園田英樹門下のシナリオライター、早坂律子が徳間の少女小説シリーズに書き下ろした仕事人ものです。師匠の影響からか、あづみは敵に「貴様らに名乗る名などない!」とか抜かしてます(ちなみに「マシンロボ・クロノスの大逆襲」のシスコン兄さん・ロムストールの決め台詞ですね、これは)。
実はこの作品に続編がある事が判明しました。「RUSH,FLASH,CLASH!(集英社スーパーファンタジー文庫)」がそれです。現在の所未読ですが、多分果物ネタは少ないと思います。
タイトル 小麦パニック! 発売元 藤田和子/小学館フラワーコミックス
果物娘 安原智夏 お相手 羽柴香
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 一貫教育のミッション校・一粒の麦女学院には、「金の麦」という、生徒達憧れの存在がある。現在の「金の麦」は長身で男装の似合う美形・香。そして彼女を熱烈に敬愛しているのが、自他ともに認める次期「金の麦」最有力候補の(やはり男装の似合いそうな)智夏である。だが、彼女が海外留学している間に現れた、毛色の違う転校生・草薙夕海の巻き起こした騒動によって状況は一変していて・・・。
藤田和子が週刊少女コミックに連載した作品です。コメディなんで果物度は薄いですが、女子校モノなんで入れてみました。どうでもいいですが各キャラが妙にお育ちが悪いような印象が・・・(男の幻想で見てしまってはイケナイのでしょうが)。
タイトル 美少女探検隊ロマンシングスクール 発売元 鳳翔伶/フランス書院ナポレオン文庫
果物娘 岡本真紀 お相手 白石絵里
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 夏休みを目前に控えて私立女子校・礼光学園に転入してきた二人の少女・真紀と絵里は従姉妹同士で恋人同士。彼女たちはこの学園の何処かに隠されているという、御蔵城の埋蔵金を狙って送り込まれたトレジャーハンターなのだ。早速、趣味と実益を兼ねて(笑)生徒達に身体を張った聞きこみを始める二人(というか、主に真紀)なのだが、あるかどうかすら判らない御宝を狙っていたのは彼女達だけではなかったのだ。
Loveゆり組にも書いていた果物小説家・鳳翔伶がナポレオン文庫に書き下ろした学園冒険モノです。シリーズ開始直後に登場した作品ですが、今だこれ以上まともな果物作品が収録されていない事を考えると、売れなかったのかも知れません(涙)。話の展開に男性が全く絡まないという潔い設定で、希少価値は高いんですが・・・どうしてSM系を出してしまうかな、この人は(以前読んだ短編もSM気味だったし。まぁ男性読者を想定した場合、果物だけだと刺激が少ないという偏見(笑)が根強いですから、この業界)。
99年7月、5年振りの新刊「愛と正義の保険医・白河聖子(青心社文庫)」が発売されました。帯で謳っているように、男性キャラが全く登場しない爆裂果物系作品ですが、ちょっとムリヤリ気味なのが問題でしょうか?ただ、完全SM系のキャラはいないので、個人的には「ロマンシングスクール」より良い印象があります。続編執筆の意欲もあるようなんで、昨今では貴重な完全果物作品、是非とも売れてほしいものです。
タイトル おねえさま!出番です!! 発売元 細倉ゆたか/主婦の友社ミッシィコミックスDX
果物娘 杉本ゆかり お相手 清水久栄
最大風速 デートの約束(未遂) 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 久栄は最近ロクに男と話もした事がないような状況である。そんな彼女にゆかりが突然ラブレターを渡して来た。ラブレターなど貰ったのは初めての経験で、あらぬ妄想を繰り広げる久栄には元々ソノ気があったのかも知れないが、突然のゆかりの自殺によってその思いは絶ち切られてしまう。だが、その日は彼女とゆかりの初デートの日だったのだ。どう考えても自殺の原因が思い浮かばない久栄は、真相を確かめるべく、独自の捜査を開始した・・・。
西在家香織派さんのページで紹介されていた物件です(いつも利用させてもらってます)。細川ゆたかが今は亡きアップルミステリーに連載した女子高生探偵コメディです(アップルミステリーはこんなんばっかだな。どこがミステリー誌だったんだろう?)。女子校モノですが、「マリア様がみてる」のよーな世界を期待していると裏投げを食らいます(どちらかというとスケ番(死語)系の作品かも)。果物的関係もギャグでやってるよーな気もします(いや、主人公はともかく、毎回の相手役は結構本気かも・・・)が、ほぼ全編男の出てこない作品なんで、外してはいないと思います(私はこーいうの好きです。実際)。
タイトル 地球防衛軍付属女子高SIMOON 発売元 本多将/創映新社FDコミックス
果物娘 瑞之京 お相手 大河内桃子
最大風速 胸を吸われる 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 付属校入学以来桃子とコンビを組んできた京だが、最近、ある事に悩まされていた。夢の中で裸の桃子に迫られるというのがソレで、お陰で彼女は桃子の顔がまともに見られない。そんな折、訓練課程でコンビを継続する事の危険性を教官が指摘、パートナーの組み替えも示唆してきたのだが、京は拒否する。そんなこんなで精神的に混乱気味の彼女だが、医師のカウンセリング中に意外な事が判明する。淫夢を見続けているのは彼女だけではなく、既に同様の症例が多数報告されていたのだ・・・。
本多将がコミックフェアリーダスト(「くりいむれもん」と「プロジェクトA子」メインという、豪快なアンソロジー誌)に連載した特撮アクション女子校モノ(何だ、それは)です。フェアリーダスト廃刊で一時は消え去りましたが、その後「FLAPERS(バンダイピュアサイバーコミックスシリーズ)」というタイトルでサイバーコミックス(バンダイ)に移籍、しかしここでも単行本1冊分出ただけで消息を絶っております。基本的にはパロディ系(元ネタは特定されませんが)なんですが、少し下ネタ気味な女子校モノと考えれば良いのではないかと。ちなみに上で挙げたのは6話ですが、基本的に学内には女性しかいないので、ちまちまと果物的なネタはちりばめられています。
タイトル どきどきトラベル 発売元 マーシーラビット/ワニマガジン
果物娘 疾風翔子 お相手 美琴あきら
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ フリーのバスガイド・翔子は果物娘。最近のお気に入りは後輩・あきらなのだが、ノーマルのあきら相手に苦戦中。そうこうしているうちに、元恋人の神峰雪乃が彼女を追いかけて入社してきて・・・。
若生出版・コミックびーた(旅コミックらしい。なんだそれは?)に連載された中編です。成人指定されていないのでこの色にする必要はないんですが、この内容では・・・ちょっと。
タイトル レディサンダー 発売元 松井淳/メディアックスパソパラノベルス
果物娘 流籐めぐみ お相手 レディサンダー
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 世界規模の興行団体・IWCからのリベート要求を断った新鋭の女子レスラー・めぐみ。そんな彼女にIWCからの刺客が送りこまれる。試合中に格闘とは別種の攻撃を受け、敗北寸前のめぐみの前に現れた、覆面レスラーの正体とは?
創刊時のPPチャットに連載された、女子プロレス界を舞台にした美少女小説です。続巻の「ファイティングフェアリーズ」と合わせて、全2巻で完結します。中盤の展開で一部男が出てくるものの、人間関係はほぼ女性だけで収束しているので及第点をあげて良いでしょう。
タイトル クララ白書 発売元 みさきのあ/小学館フラワーコミックス
果物娘 鈴木夢見 お相手 桂木しのぶ
最大風速 好きだと告白 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 家庭の事情で2年から寄宿舎・クララ舎に入った夢見。一年先輩のしのぶを思う余りに、海外赴任した家族と離れて寄宿舎生活を始めた彼女だが、素直になれない性格が災いして、しのぶに最悪の印象を与えてしまう。体育祭の騎馬戦で、勢い余ってしのぶを上半身裸にしてしまった上、怪我までさせてしまったのだ。素直になれない彼女はそれでも憎まれ口を叩いていたのだが・・・。
これまた各所で取り上げられている、寄宿舎ネタではメジャーな作品ですが、ちょっとひねって漫画版を取り上げてみました(というか、原作(氷室冴子・講談社コバルト文庫)より先にコッチを買ってしまったのですが)。連載誌は季刊コロネット(詳細不明・佐々木淳子の「ダークグリーン」が載ってた本らしいのですが)、コミカライズを担当したみさきのあは、「魔法のプリンセスミンキーモモ」の漫画版を担当した事で一部ではとても有名な方です(一般的な受けはともかく、小説版のイラストよりは、こちらの絵柄の方が遥かに私向き)。なお、作者は引き続き「アグネス白書(小学館フラワーコミックス・全2巻)」を描いている筈なんですが、さていつになったら見つかる事やら。
タイトル 人類ネコ科 発売元 みず谷なおき/小学館少年サンデーコミックス
果物娘 名前不明 お相手 錦瑞穂
最大風速 服の裾をつまんで泣く 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 元スケ番(死語)の瑞穂が気まぐれでカツアゲから救った少女は、瑞穂の同級生だった。いきなり彼女に「お姉さま」などとのたまい交換日記まで要求する彼女に本質的な恐怖を感じた瑞穂はそうそうに逃げ出したのだが・・・。
99年2月に急逝された(悲)みず谷なおき氏が週刊少年サンデーに連載したラブコメです。上に挙げたのは「VS.(2巻4話)」に登場するエピソードで、この時点で瑞穂は相当嫌がっていたのですが、ふと「がんばらなくちゃ(3巻7話)」を見ると・・・成就してます、このカップル(笑)。同氏の作品では「ブラッディエンジェルス(小学館少年サンデーコミックス)」が(果物とはいえないものの)主人公二人がルームメイトという話なので多少関連有りですが・・・やはり「Helloあんくる(徳間書店少年キャプテンコミックススペシャル)」の続きが読みたかった・・・。
タイトル 丘の上のミッキー 発売元 めるへんめーかー/白泉社花とゆめコミックス
果物娘 浅葉未来 お相手 麗美
最大風速 ※調査中※ 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 父親の(勝手な)引っ越しによって、愛すべき華雅学園から去らねばならなくなった未来。転入した先・森戸南女学館も女子校の一種ではあったのだが、純粋培養の華雅学園とは比べものにならない開放的な(というか、荒れた)校風に彼女は戸惑う。そして、独断で転居を決めてしまった父に対するわだかまりや、憧れの先輩・麗美の面影への思慕を募らせて行く未来ではあったのだが・・・。
またもや各所で取り上げられている有名な女子校系小説ですが、「クララ白書」同様、少し捻って漫画版にしてみました。コミカライズ担当のめるへんめーかーは、ほのぼの(というか淡々としたというか)ファンタジーの第一人者といって良い人で、原作(久美沙織・集英社コバルト文庫)の挿絵も確か彼女だったと思います(読めよ>自分)。流石に長大な原作を消化し切れていないようですが、導入としては良いと思います。1巻巻末で語られている通り、作者も少女小説がかなり好きなようで、探せば他にも果物ネタがありそーな気もします(どちらかというと男同士のネタの多い人という印象がありますが)。
タイトル 花井ちゃんのレッスン 発売元 矢野礼子/主婦の友社ミッシーコミックスDx花組コレクション
果物娘 花井公子 お相手 向井玲子
最大風速 (偶発的に)唇にキス 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 女子校生活で染まってしまったのか、花井さんはピアノレッスンの先生・向井さんに恋をしてしまった。あまりの切なさに、意味も無くレッスンを休んだり、上の空で楽曲を演じて注意されてしまう、困った生徒の花井さんだが、自分の思いを言葉にする事も出来ずに悩みつづけている。だが、そんな彼女にそっけない態度を取りつづける向井先生は、「果物でロリコンで花井さんに恋している」という本心を隠すために必死だったりして。
矢野礼子が、どこに出しても恥ずかしい((C)神坂一)やおい系雑誌・アップル花組(例によって休刊・・・したんですが、噂によると奇蹟の復活を遂げたそうです。その名も「2代目花組」!誰だこのタイトルつけた奴は)に連載していた果物ラブコメです(随分前から探していたんですが、それは果物だからという理由ではなく、このコミックに同時収録されている実録ねこ生活マンガ「花ねこ日記」に出てくるバンブーさん(アローさんの旦那)が目的だったという・・・腐ってる)。雰囲気的には初期の佐々木倫子を思わせる(人を食ったような)作風ですが、果物ネタとしても良い出来なんでお奨めします。筆者イチ押しのキャラは本人ノーマルなのに自作用の果物ネタ取る為に花井さんをけしかける、テコンドー使いの同人小説少女・水谷さんでしょうか(笑)。
現状たった2冊の単行本の残り一つ「花のあるくらし(大洋図書ジュピターコミックス)」を入手しました。表紙を見た瞬間(男二人が並んでいる)を見た瞬間、マズい、こいつはやおい系だ!とか思いましたが、果物度33%をキープしてました(なお、単性恋愛度は実に100%の大迫力でお送りしております(笑))。2本の果物短編のうち、「へ調のメロディ」は女教師と生徒モノ、「オータムラブ」は先輩後輩モノと、ありがちなネタですが相変わらずヘンなノリが良いです(以前某所で書きましたが、この人の作品は初期の佐々木倫子的な味があって結構好きです)。
タイトル おちゃらかほい! 発売元 やぶうち優/小学館フラワーコミックス
果物娘 武者小路玉緒 お相手 早乙女茶織
最大風速 間接キス 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 茶道部室に忍び込んでは、茶織の茶器と間接キスするという、ちょっと危ない果物娘・玉緒。いつもは人のいない時間を狙って行動しているのに、脱出に手間取っている間に皆が帰ってきてしまって・・・。
「水色時代」でおなじみのやぶうち優がちゃおに連載した作品です。意外と見かけない少女誌の下ネタギャグ(やはり元祖は「つる姫じゃー!」か?)ですが、うーむ、これは成功したといっていいのでしょうか?玉緒が主役を張るのは上に挙げた2巻4話と、次の5話の2回だけですが、この二つは果物ネタといって差し支えないでしょう。
タイトル ヤマトタケルの冒険 発売元 ゆうきまさみ/みのり書房OUTコミックス
果物娘 名前不明 お相手 マユラ姫
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆★★★
あらすじ 時は大和朝廷成立以前の事、兄との密通によって破邪の力を失ってしまい邪気に対して無防備になってしまったヤマトの姫・マユラは、叔母である斉王の元に匿われた。マユラの世話は斉王付き女官の少女があたる事になったのだが、彼女は・・・。
ゆうきまさみがまだマイナーだった頃、今は亡き(何か常套句めいてきましたが)OUTの別冊・アニパロコミックスに収録された作品です。ほぼ2シーンしかないので、無理して探すようなモノでもありませんが一応書いておきます。そういえば、ビデオアニメ化もされた「アッセンブルインサート(みのり書房OUTコミックス)」の冒頭で、主人公たちが「くりいむれもん・エスカレーション」を見てるシーンがあったよーななかったよーな・・・。
タイトル 花物語 発売元 吉屋信子/新学社文庫
果物娘 乳羽色の帯の少女(名称不明) お相手 緋の帯の少女(名称不明)
最大風速 後追い自殺 筆者評価 ☆☆☆☆★
あらすじ 二人の少女が危うげな足取りで昇った塔の上からは、白い河の流れのように梨の花が咲き乱れるのが見えた。夕闇の中に消えゆこうとするその色の儚さは、何かを暗示するかのようだ。そして一年後・・・。
森奈津子の小説の後書きや、同業他社(笑)の幾つかのサイトでも取り上げられている、日本の果物小説の古典中の古典です。今回入手できたのは中高生の国語の副読本用に作成されたと思われる(!)新学社版で、巻末には「読書の仕方」なる、授業で取り上げた場合の進め方まで掲載されています(新学社は「全家研ポピー」の発行元なので、教材用というのも頷けるのですが。しかし、これを授業でやるのか?)。抄録のため全容が掴めないなど問題点が多いのですが、平成に入ってからも重版が続けられたのはこの版だけなんで、読む機会があるとしたらこれかも知れません(いつか完全版を、と思わんでもないですが、全三集で古本での相場は一冊数千円らしいですし。そのうち図書館でもいくしかないかも)。「花物語」は少女画報に連載された短編集ですが、全てが果物という訳ではなく(主人公は一貫してうら若き乙女な訳ですが)、しかも全て実らない恋の話なので悲劇嫌いの人は読むべきではないでしょう(特に「睡連」「龍膽」といった、思い人の強烈な裏切りで終わる話などは受け入れがたいモノがあります)。上で挙げた「梨の花」も○○モノですし。
その後、国書刊行会の全3冊本を入手しました。紀伊国屋の検索でかからなかったんでてっきり絶版かと思ってたんですが、重版が続いていた模様です(朝日新聞の朝刊に、いきなり「花物語」の広告が出て仰け反ったのは私です)。新学社版では端折られていた「日陰の花」なども完全収録されている為、買うならやはりこちらでしょう(でも多分、学校教材で「日陰の花」は無理ですな。「少女同士で一線を超えた」などというフレーズが出てきてしまうようでは・・・)。という訳で、評価を見なおしてあります。
タイトル 綺蹟御殿 発売元 WAKO/宙出版ミストエメラルドコミックス
果物娘 若菜 お相手 静弥
最大風速 一線突破! 筆者評価 ☆☆☆★★
あらすじ 若菜は友人に誘われて女性だけの為の娯楽施設・「綺蹟御殿」を訪れた。初めての経験に気後れする若菜だが、店のチーフ・静弥に導かれて・・・。
小林拓巳「麗人な女性」と同時に発行された、「美粋」連載作品初の単行本化です。詳細はそちらを参照してください。

[ 本帖最后由 asakawa 于 2007-4-30 21:28 编辑 ]
发表于 2007-4-30 21:28 | 显示全部楼层
尽管我就是你批评的3个种类中的一个
我还是觉得楼主说的85%都说的很有道理

但是,就象上面很多人说的,别人不同意你的观点,你也有说话的权利
同样,你不同意别人的YY,别人也有YY的权利
我不觉得YY观铃和晴子有什么不好...而且这对母女的百合关系在我心目中比很多作品都高
有很多人为AIR哭的淅沥哗啦,也有人没有感觉,因为觉得就在经历,难道你就能说是因为对AIR没有爱?
YY一下了动漫作品的母女就是没人性..呵..YY本身不就是没人性的事
照你这样说,YY凛和樱这对亲姐妹的人算什么?
那你是不是又想赶走一批大叫姐妹爱的朋友???
什么叫YY?象神无这样确定关系了,还有YY的必要么?


晕..我干吗为了那15%发言..
果然心情郁闷连人都变激动了...

[ 本帖最后由 sss 于 2007-4-30 21:41 编辑 ]
发表于 2007-4-30 21:29 | 显示全部楼层
好吧,贴了20%左右
其他的抱歉我没兴趣贴在坊间流传的无人之地了
发表于 2007-4-30 21:30 | 显示全部楼层
yamiboshiho 嘛。 不错嘛。

我承认我是不看小说的,也看不懂。XDD

按照你以上的尺度...
动画的到这里找吧. 就是不分年代的
http://yamayuri.yeax.com/list/list1.html


原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:29 发表
好吧,贴了20%左右
其他的抱歉我没兴趣贴在坊间流传的无人之地了



下次直接给连接就好了嘛

[ 本帖最后由 诺诺粉 于 2007-4-30 21:32 编辑 ]
发表于 2007-4-30 21:31 | 显示全部楼层
結果還是包含H的啊.....yamibohk05
发表于 2007-4-30 21:34 | 显示全部楼层
那个百合-GL动画列表已经多久没更新了?
发表于 2007-4-30 21:34 | 显示全部楼层
原帖由 诺诺粉 于 2007-4-30 21:30 发表
yamiboshiho 嘛。 不错嘛。

我承认我是不看小说的,也看不懂。XDD

按照你以上的尺度...
动画的到这里找吧. 就是不分年代的
http://yamayuri.yeax.com/list/list1.html





下次直接给连接就 ...



真是很MASHIRO呢





这里面很显然有动画有漫画有小说有游戏的哦
发表于 2007-4-30 21:34 | 显示全部楼层
原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:02 发表



请把帖子详细拜读一遍再来
偌大一个百。合。会。(不是五十合会哦)居然没有人能答出圣母动画以前的区区20部作品

在妾身的印象里还颇多的呢
还嫌20部少了呢


我觉得这个问题真的一点回答的意义都没有 搜索引擎是做什么用的
您要真用20部作品来衡量百合会的人才 那我真觉得和应试教育没两样了

看过04年前的20部作品又怎样,如果没有钻研其中任何一部作品的经历,资历不过一个空壳
发表于 2007-4-30 21:37 | 显示全部楼层
原帖由 鱼罐头 于 2007-4-30 21:34 发表


我觉得这个问题真的一点回答的意义都没有 搜索引擎是做什么用的
您要真用20部作品来衡量百合会的人才 那我真觉得和应试教育没两样了

看过04年前的20部作品又怎样,如果没有钻研其中任何一部作品的经历,资 ...



哈哈。。。可惜我的这份试卷面对的不是应试的大众
而是精英---也就是诸位斑竹大人啊yamibohk01 yamibohk01 yamibohk01
发表于 2007-4-30 21:37 | 显示全部楼层
原帖由 asakawa 于 2007-4-30 21:34 发表



真是很MASHIRO呢





这里面很显然有动画有漫画有小说有游戏的哦


哦,被揭穿了呢XDD


不过了,我很想知道,列举出来代表些什么?

而且,你也是复制粘贴而已,一点含金量都没有啊
A
S
A
K
A
W
A

S
A
M
A
您需要登录后才可以回帖 登录 | 成为会员

本版积分规则

Archiver|手机版|小黑屋|百合会 ( 苏公网安备 32030302000123号 )

GMT+8, 2025-2-2 15:53 , Processed in 0.152479 second(s), 21 queries , Gzip On.

Powered by Discuz! X3.5 Licensed

© 2001-2025 Discuz! Team.

快速回复 返回顶部 返回列表